イワナという魚についての知識が少ないまま、ここ数年間、紀伊半島の奥地で釣りをしていた。年に1、2回程度の釣行だった。
「トラウト」カテゴリーアーカイブ

序章~零からのスタート~
一年ぶりの投稿だが、前回までの続きではない。
よくバンドが解散する時に使う方向性の違い、音楽性の違い。
幸いなことに多くの釣り仲間が集まった。しかし、それが長く続くこと自体がおかしいのかもしれない。
諸行無常。
クライミングにジム通い、ランニングや食べ歩き。そして野球観戦。己の才能を見つけ、別々の道を歩いていく。
不器用に釣りだけを見つめていた自分にだって多少なりとも変化があった。
ことし桜の花が咲くころから、渓流釣りに没頭した。
釣りキチ三平に憧れたんだ。イワナやヤマメといった魚たち。そうした渓流の魚は子供の頃からの夢だった。
全ての始まり。命の源、そこに棲むイワナを追った半年だった。
イワナにささげた半年を振り返りつつ、
ぼちぼちと今に追いついていければな、と思う。
人生の折り返し点を過ぎてから、
ゼロからのスタートを始める。

近況小ネタ集②
小ネタ集の続きです。ではどうぞ。
静かの海
大阪は豊中市のギャラリーで開かれていた早川さんの写真展 静かの海 Mare Tranquillitatisにトンさんとともに行ってきました。 ちょっと脱線しますが、ボクは釣りが趣味ですが、仕事柄カメラを使うことも多く、どの立ち位置から撮影したのだろう?また、「どうやったらこの画角で水平線がきっちりと水平にでるのだろう」など、仕事目線で感心しきり。また、アングラー目線からも「あ、この後絶対に波かぶってるな」などと、楽しめました。やはりプロのカメラマンは素晴らしい。 写真という文化、ボクたちが高校生のころは少しオタクっぽいイメージでしたが、写ルンです→チェキ→コンパクトデジカメと、どんどん時代が進み、スマホの登場で写真というものが一気に身近なものになりました。 半面、写真データを現像するという人はわずかであり、スマホの画面で楽しむことが主になりました。さらにそれをシェアして楽しむインスタグラム。この誰もが写真に親しめる時代の流れが、皮肉にも写真屋さんの衰退につながっています。 大型インクジェットプリントで写真を見る機会というのは、ギャラリーでないとなかなか難しい時代です。波しぶきの一つひとつ、そして荒海の波音と暴風の声が聞こえてきそうな臨場感。とてもスマホの画面では味わえないものでした。やっぱり写真の力ってすごいなぁと感動しました。 ま、それはさておき、スマホで撮影され、SNSでシェアされた写真は、加工されたものがほとんどだと勝手に思っております。写真プリントをあまりしない時代、我が子をスマホアプリの「SNOW」などで撮り続けた結果、その子が大人になった時、その子本来のかわいい姿を残せていないということもありえるのではないかと、危惧したりしています。 真を写すと書いて「写真」。ちなみにボク、加工否定派ではありません。アプリで撮ったほうがかわいいし、かわいい写真をシェアしたいという気持ちも当然だと思います。でも何枚かは、その子の本当の姿を後世に残すのもいいのでは? 日常の大切な瞬間はその時だけのものではないでしょうか。 p.s.偉そうなことほざいてますけど、当ブログの写真も多少の加工はしてます。すみません。 |
ホタルの光
写真ネタが続きます(笑)。コータさんと毎年恒例のホタル撮影に行ってきました。まずヒメボタル。 てかさ、こんなヒメボタルなんてコンポジットしないと不可能なんだもん。加工の最たるもんだもの(というわけでしつこいですが、加工否定派ではありません笑)。 次ゲンジボタル。 ゲンジについてはコンポジットしなくても一発撮り可能だけど、コンポジット覚えたので今回は重ねてます。てか、このゲンジポイント。2年ぶりなんだけど、人の多いこと多いこと。地元の人が言うにはテレビで穴場スポットとして紹介されたそうです。 釣りとホタル撮影、すごく共通していることが多くて笑ってしまいます。あ、そう言えば「先週はめっちゃホタル飛んでた」そうで、まさに釣りの「昨日までよかったのに」パターンと同じですねw コータさん、2晩ありがとうございました。また遊んでね♪ |
落とし込み初挑戦!
と、舌の根も乾かぬうちに(?)、そのコータさんと、人生初となる落とし込み(アンダーベイト)を体験してきました。乗ったのは当ブログでも何度も出演していただいた谷中船長が操る勇栄丸。 結果は、、、、船長いわく「これだけイワシおってこれだけイワシ付いてこれだけ無反応なのは、初めて」というド貧果でした。谷中くん、不甲斐なくてサーセン。 釣果はボクはマダイ1枚だけでした。勇栄丸さん、なんとかみんなにもっと釣ってもらいたいと頑張ってくれて、その後アジ釣りに。なんとか全員キャッチできました。一生懸命に頑張ってくれる遊漁船「勇栄丸」、キャプテンの腕と情熱は確かなのでぜひ御乗船を。あ、コータさん、引き続きありがとうございました。 |
マゴチ
のりZさんとデイでマゴチを狙いました。 結果、のりZさんすぐに60cmほどの良型キャッチ! ドヤ顔ですね(笑)。ボクはノーバイト。現場からは以上です。 |
南紀メバル
タモさんとdreemup代表に南紀メバルで遊んでもらいました。 代表が32cmの良型をゲット! 大喜びですね(笑)。ボクはノーバイト。以上、現場からでした。 |
初タナゴ
人生初のタナゴ釣りに連れて行ってもらいました。教えてもらったのは、ボクの釣りを変えてくれた一人であるシンペイさん。小さなビッグゲームを堪能させていただきました。 婚姻色がギンギンに出ているヤリタナゴの雄。 そしてアブラボテの雄。こんな美しい魚がいるのかと思いました。ただ、ヤリタナゴのほうは冬には、ただの「フナ」みたいな色になるようです(笑)。のどかな風景の中、のんびりとウキ釣り。もしかして一番好きな釣りなのかもしれません。シンペイさんありがとうございました。また遊んでくださいね。 |
アマゴ&イワナ
と言いたいところですが、シンペイさんとの釣行はまだまだ続きまして、毎年恒例の渓流に連れて行ってもらいました。ターゲットは本流のトラウトと赤いイワナです。まず本流ですが、シンペイさんウゴイ地獄。ボクは支流サイズのアマゴを1匹。 やはり銀化してます。あとハスも釣れました。稚アユに混じって放たれた個体でしょうかね。目当ての尺越え本流アマゴは釣れませんでしたが、その後、支流を上り、アマゴ狙い。 ポロポロと釣れました。 アマゴの後、源流へと向かい、赤いイワナを狙います。 ここではシンペイさんもボクもなんとかキャッチできました。シンペイさんはきれいなアマゴもキャッチ。 ボクはお目当ての赤いイワナをキャッチできました。 ヒットした瞬間、水中がモワッと赤く染まるのが分かりました。魚がヒットした瞬間って、通常はギラッと光るのですが、この子は違いました。とてもきれいな個体でもうこれでお腹いっぱいです。 シンペイさん、今度こそありがとうございました! |
増水ヒラスズキ
梅雨であります。というわけで増水パターンのヒラスズキを狙います。このブログももう何年やってるのかって感じですが、というわけで、こんなボクでもある程度、この日この場所、このタイミングでってことが読めてきまして、まず一日目、某河川。 結構ボイルしてました。 ボイルの中をラパラのF-13を引いてくると ゴツン! ちょっとやせ形のヒラスズキ。久しぶり♪ 続いて、トップウォータープラグの定番ソルティーレッドペッパーを引いてくるとガボン! とミスバイト。 同じ場所を通すと、またも ガボン!! 今度は乗りました! わりといいファイト! 背っぱりのいいサイズ♪ これぞヒラスズキって体型ですね。 2匹ゲットできたので満足して帰宅。 で、第二ラウンドは別の河川。前日に何人か入川していたようですが、まぁ個人的にこの日がいいかなと思った日にポイントイン。 川の形状(流れ方)が昨年までとまったく違います。ちょっと飛距離がいるなぁっという感じでしたので、飛距離が半端なさそうな、のりZさん監修のルアー「モアザン・ウインドストーム」をフルキャスト。 開始早々 ドスン! という大物特有の止まるようなアタリ。でもこれはすぐにフックアウト(泣)。 着き場が分かった気がしたのでそこを入念に攻めるとまたもバイト! 今度はガッチリとフッキングしましたよ。 やせ形でしたがファイトは抜群でした! この日も2回のバイトを取れたので気分良く終了です♪ これからはしばらく増水パターンヒラスズキが楽しみです。 |
はー、、、ずっとブログさぼってたので、ようやく追いつきました。
なお、ホゲたり、しょうもない釣行は割愛させていただいております。
以上、爆笑小ネタ集でした。←どこがw

近況小ネタ集①
生きてます。ひろですこんにちは。月イチ更新と公言したものも守れなくなってまいりました。前回更新から本日までの分、時系列でもなく、適当にまとめて小ネタ集で振り返ります。
増水シーバス
最近、単独釣行より友達と釣りに行くことが、めっきり多くなりました。まずは稚アユの遡上時に増水したという願ったりかなったりの紀の川。釣友たなかつさんとともに爆釣でした。至るところでボイルが発生。 釣ったシーバスが吐いた稚アユが足元に溜まるなど、久々にボコッた感じでした。ルアーはやはり小さめのほうがよく当たったかな? でもなんでも食ってきた気がします。たなかつさん、ありがとうございました。 |
渓流でアマゴ
当ブログでもおなじみの青山団長とともに、渓流の女王アマゴを狙いました。かなり古い記憶なので、何匹釣れたとかは覚えてませんが、、いいサイズも出て楽しめました。 青山団長のカメラが防水なので、水中写真を撮るために何十枚もシャッターを押し続け、ようやく撮れたかっこいいのがコチラの写真。 なお、さすが青山団長、楽しいゲストをいっぱい釣ってました(笑)。 またいきましょ。 |
伊豆旅行①
釣り旅行じゃなくて普通の旅行です。まず初日。熱海城やら秘宝館、トリックアート迷宮館のコース。 秘宝館は館内撮影NGなので、写真はありません。最初の方は大笑いしてましたけど、途中でだれてきたというのが感想です。でもまぁお笑い施設としてはなかなかのものでした。熱海城内部では、なぜだか春画展がやっており、地下では無限コンティニューができる脱衣麻雀のアーケードゲーム。 熱海、、、エロいです。 てか、秘宝館より熱海城の春画展の方が文化的要素があり、真面目でした。一番インスタ映えするのがトリックアート迷宮館。 こちらは純粋にオススメです。エロ要素ゼロです。 |
伊豆旅行②
前回と同じ宿(気に入った)に宿泊し、翌日はつなこ大好きイズーへ。前回見ることができなかったアメフクラガエルを見ることができました。 普段は隠れているようで、よかったです。 続いて向かったのが、東伊豆の稲取というところ。ここの伝統漁法であるひっこくり漁というのを体験するのが今回の旅行のボクの最大の楽しみでした。 竹竿の先から輪っか状にナイロンのテグスが出ており、手元にあるひもを引っ張るとその輪っかが締まって、カニをがんじがらめにするという、なんともワクワクするもの。 対象となるカニはタカガニ(ショウジンガニ)。 竹竿の先には餌となるサンマを結束バンドでくくりつけており、 それをゴロタの岩の間に突っ込んでカニが寄ってきて輪っかをくぐった瞬間に とまぁ、こんな感じです♪ てか、ウツボの多いこと多いこと。カニよりウツボのほうがアタックしてきましたね。 道具も分かったので、これを地元和歌山でも試してやろうと思っております。 味噌汁サイコー! |
伊豆旅行③
その晩止まった宿。旅館ではなく民宿。ツッコミどころ満載でほんま楽しかったのですが、その料理のクオリティーの高さにビックリ。 海の近くだったので夕方にメバルが釣れそうな場所を歩いて見ていたのですが、料理食べて満腹になったのでメバル釣りのモチベーションも保たれず、民宿の目の前の波止場で10分ほど投げて撃沈しました。 余談ですが、伊豆からの帰り道、Xestaの川原さんから釣りとは全然別件でLINEがあり、やりとりしている途中、ボクらが伊豆にいることを告げる。そしてその旅館が、Xesta事業部さんのすぐ近所ということを知る。そして尺メバルがバカスカ釣れていることを知る。川原さん、もう一日早くLINEくれてたら良かったのにwww 最終日は沼津港深海水族館で、レプリカではない本物の冷凍のシーラカンスに感動しました。 世界各国、さまざまな魚がいますが、もしシーラカンスが釣れたとしたら、釣り人の頂点に立てるのではないかとか、変なことを考えてました。沼津港は一種の横丁みたいな感じですごくにぎわっていました。帰りに有名な茶屋ななやさんで抹茶スイーツを食べて、今回の旅行は終了でした。おいしかったです♪ |
では、小ネタ集パート2に続く。

イワナの渓へ
GWはまぁ、何日か仕事があり、その代休で渓流に行ってきました。昨年同様、シンペイさんの案内でイワナとアマゴ狙いです。そしてこれも昨年同様、青山さんも急きょ参戦です(昨年の記事はこちら)。
今回はボクのリクエストで昨年とは違う渓に行ってもらいました。昨年連れて行ってもらった渓は朱色の斑点がきれいなイワナがよく釣れた渓だったのですが、今回はもっとオーソドックス(?)なイワナ狙い。ヤマトイワナとニッコウイワナのハイブリッド?? イワナはよく分からないので滅多なことは言えませんが、一年ぶりの渓流釣りで胸が高鳴ります。
この日は昼からは雨で午前中はくもりの予報。比較的いい条件だと思いましたが、いざ渓に入ってみると、渇水ぎみ。
途中、水無し川状態になるなど、釣り場も限られる感じ。
と言うわけでシンペイさんとボク組、そして青山さん単独と二手に別れて渓を上っていきます。シンペイさんとボクはイワナの渓へ、青山さんはアマゴの渓へ。
◇ ◇
昨年はハンドメイドのミノーなども使ったのですが、今回は魚の活性も低そうなので、シンペイさんがイワナにオススメのツインクルディープのみを使用。シンペイさんはほんまいい人で、ボクに釣らせてくれるために先に打たせてくれるのですが、チェイスはあるものの、バイトはせず。そんなことが続きました。渇水なので打てる個所が限られています。このままでは共倒れになると考えたボクはシンペイさんに先に投げてもらうよう懇願。
するとシンペイさん、サクッとゲットです。流石すぎます!
イワナの顔を1年ぶりに見るボク。爬虫類ぽくってかわいい。茶色っぽい個体でした。その後、ボクに先に打たせてくれて、シンペイさんが次に打つという感じで渓を上っていきます。
この渓では川の上にわりとクモの巣が張っており、どうやらここ数日間は人が入っていない感じでした。
これはシンペイさんの渓流タックル。
そしてこれが昨年から使っているボクの渓流タックル。
この子は背中の模様が成長過程で少し唐草模様に。お腹はうっすらと紅色を帯びていました。イワナ、各個体ごとに色彩が違ってすごくきれいです。
この子は全身にうっすらと朱色が。すごくきれいな個体でした。
シンペイさんのおかげもあり、この渓ではボクは3匹、そしてシンペイさんも3匹のイワナをゲットすることができました!
◇ ◇
沢を降り、青山さんと再び合流。ここでお弁当タイム。青山さん、どうやら滑ってコケたようで全身ずぶ濡れだったので笑ってやりました。
次に向かった渓は、アマゴとイワナが混合する渓のよう。雨も降ってきて、さらに釣れそうな雰囲気。ここは比較的水量があったため3人で上っていきます。
とはいえ、シンペイさんはほとんどガイドに徹してくれ、一級ポイントは全て撃たせてくれました。この渓は人の足跡もあり、どうやらGW中に誰かが攻めた後のようです。
それでもまず、ボクにイワナがヒット、この日一番のサイズで25cmほどありました。
さらに上っていきます。途中、産卵のために集まっているのか、イモリの群れに遭遇しました。
雨が降っていたため、普通に岩の上にもいます。イモリを踏まないように注意して歩いていると足を滑らせて転倒。幸いにも青山さんは見てなかったので笑われずに済みました。
一人で恥ずかしい思いをしながら、さらに上ります。ちょっとした落ち込みで、少し銀化したっぽい小降りのアマゴをゲット。
そして、ここは間違いなく釣れるだろうという大きな落ち込みでピンポイントキャストが決まると、わりといいサイズのきれいなアマゴがヒット!
最後の最後、気持ちよく終わることができました。
だと思ったのですが、帰り際、ボクが足を滑らせて落ち込みにダイブ! 幸いにも足がつく深さだったので笑い話で済みましたが、深かったら全身ずぶ濡れ、カメラはお陀仏という笑えない結果になるところでした。
「磯では跳ばない泳がない」――。こう自分のルールを決めているのですが、渓流でももちろん同じですね。それでなくても雨が降って岩肌が滑りやすくなっているのに。。
青山さんは順調にアマゴを釣っていたようで、2人とも大満足の釣りができました。シンペイさん、ありがとうございました。 また来年??もよろしくお願いいたします(笑)。でも年々、体が動かなくなってる気がするので、ちょっと心配です。。