☆つなはウェーダーをゲットした(守備力+30、攻撃力+50)
いきなりのステータスアップですが、現在、リバーシーバスの落ち鮎パターンまっただ中。
ウェーダーがなければ話になりません。
と言うわけでネオプレーンではないもののSSサイズをゲットです。
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「山鱸」。
河口や下流ではなく完全に淡水のエリアまで遡上するシーバスのことです。
今やリスペクトの域にいる釣友のTOYOさんがこう呼び、恋い焦がれるターゲットでありますが、
僕自身も大好きで、落ち鮎のシーズンには毎年必ず一度は狙いに行くのです。
今年の和歌山県内の河川は何度か当ブログでも書いたように台風で形状が大きく変わっています。
明るい時間帯にポイントを見定めておかないと、全く当て外れになったり、
下手をすれば身の危険にも関わってきます。
今回の釣行、ついついごたごたしてしまい、すっかり遅くなっていまいました。
本命の山鱸ポイントに到着した時はすっかり夜のとばりもおりてました。
街灯もほとんどないエリアなので辺りは真っ暗闇・・・と言いたいところですが、
さすがにそんなドジは踏みません。
大潮まわりの月夜というのをちゃんと見越していました。
月明かりに照らし出された山鱸のポイント。
やはり昨年までと形状ががらりと変わっています。
これまで歩いていた獣道は完全に崩壊し、河原にアプローチするコースから探すことに。
目を凝らして見ると、チャラ瀬から中州に渡り、
さらにそこから瀬に立ち込めそうなラインを発見しました。
極めて水のきれいな川なので月明かりだけで余裕で底が見えます。
ヘッドライトを照らさなくても川を渡れるのは相手に警戒心を持たせなくてすみます。
ポイントは次のような形状でした。
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中州から瀬を歩いていき、図の「×」の場所に立ち込みます。瀬の中でヒットすることもあるので、忍び足で歩いていきます。 | 瀬の流れにクロスさせるようにキャストします。そしてドリフトさせながら瀬の落ち込みにルアーが流れ落ちるイメージで狙います。 |
数頭目、瀬の中でアユが引っ掛かりました。
まだ錆びていないきれいな魚体です。そしてこのアユが大きなヒントとなったのです。
やはり台風の影響で川が痩せているのかもしれません。
通常、落ち鮎パターンの時は14cm以上のミノーを使うことが多い僕ですが、
引っ掛かってきたアユは12cmほどの大きさでした。
ルアーをダイワのSL12にチェンジ。
そして狙い通りのラインをトレースすると、ゴツンというアタリがありました。
フッキングはできなかったのですが、シーバスがいるのを確信。
そしてその数投後・・・。
まだルアーが瀬から淵に差し掛かる手前で
ガツン!
と大きなアタリ。
魚がいることを確信していたのでアワセも即時に入ります。
まずは瀬から淵に向かってのファーストラン。
そしてエラ洗い。
バシャバシャといった感じではなくゴボッという重量感。
80cmオーバーを確信して慎重に寄せます。
しかし川の流れはかなり速く、流れに逆らって寄せてくるのは不可能。
ランディングする場所はあらかじめ決めていました。
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まずは、ヒットさせた場所から中州に上陸して瀬を横切らせて、トロ場からランディングする作戦です。 瀬を横切らせるため、シーバスは水圧をもろに横に受けます。たまらなくなり、シーバスはそのまま流れに乗り深場に走ります。こうなれば主導権をにぎれるのです。 |
流れの緩いところでは一気に寄せることができました。
相手も激流の中でファイトを繰り返したので観念してくれたようです。
リーダーを持ってずり上げると
「デカい!」
僕もつなこも思わず絶句です。
これまでの経験から90cmオーバーと確信しました。
感無量です。
昨年も漁港で90cmジャストを釣ることができましたが、明らかに迫力が違います。
いわゆる尻尾の長さで稼いだ「蛇のように長い90cm」ではなく、くさび形の堂々たる体躯。
清流に生きる生命感に溢れた1匹です。
「こんなん泳いでるんやね・・・」とつなこ。
そう。これがこの川の力。
銀ピカの体は神々しく輝き、今回は敬意を表してあえてこの命をいただきました。
再開後、僕のタックルを使ったつなこにも瀬の中でヒット。
ロッドは弓なりにひん曲がりましたが、無念のフックアウト。
どうもマルスズキは今のところ縁がないようです・・・。
今回の釣行はこの1匹で終了。
測定したところ
記録は
全長95cm 、体重7.1kg
全長は自己記録には1cmおよびませんでしたが、重量は1kg更新です。
これを釣る勇気を与えてくれたTOYOさんを始め、釣友の皆さん。本当に感謝です。
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そう言えば前日、ツイッターでシーバスロッドの話で盛り上がりました。
今回使ったロッドは10年以上、この瀬の中で第一線で戦ってくれた名竿、
キンキンの高感度ロッド・パームスSPG-96L。
10年も前から同じことをやってる自分も、よっぽどリバーシーバスが好きなんだなと苦笑い。
これからもずっとこのような釣りができる川であってほしいものです。
TACKLE DATAROD =パームスサーフスター SGP-96LREEL =セルテート2508RHカスタムLINE=ラパラPE1.5号
LURE=SL12F-G(ヒラメチャート) |
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(P.S)
このシーバス、イタリアン酒場「発」のボス、浜口さんにさばいてもらいました。
手で持っても何をしても全然魚臭くなく、「こんなきれいなスズキは初めて」と驚いていました。
ちなみに、卵はまだ膨らみきっておらず、胃の中も空っぽだったそう。
もし、卵が成熟し、たらふくアユを食べていたなら、もっと重量がのっていたのでしょう。
ソテームニエルバターソースです。臭みは全くなく、激烈にうまいです。