橋の上からは、小型ながらスクールが確認できます。
中にはランカーサイズも。
そしてデカいのを見つけて、鼻っ面に仕掛けを通した瞬間!
一撃でバイト!!!!
そして男前にブッコ抜きィィィィ!
人生初ゲット!!!!

つなこもゲットォォォォ!!!

えーと、、そうです。ティラピアです(汗)。
別名イズミダイという外来種で、見たまんまシクリッド科の魚。
食パンをちぎって撒き餌しながら釣ったのですが、
おそらくガルプなどでも釣れるでしょう。
しかし、あまりこの魚に時間を割くわけにも行きません。
実は本命ターゲットは、なんと他の魚です。
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日本三大怪魚の一つであり、大型では2mにもなるといわれる大魚。
そう、
アカメを狙いに行ったのです!
LINEで「怪魚グループ」的なものがありまして、
なかさん、ひでおちゃん、トンさんでスタート。
盆休みを利用し、なかさんとひでおちゃんが、先に高知に入りました。
僕とつなこは数日遅れで入ることになりそうです。
とりあえずは僕らが高知入りをするまでの過程として、
その数日間を紹介させていただきます。
なかさんとひでおちゃんはいろんな情報を集め、自分の足でもかせぎ
幻の魚を追い求めていました。
夜間は朝までキャストを続け、
昼間は、遠征組のオアシスといえる高知ぽかぽか温泉で羽根を休めていたところ、
静岡からのアングラー、Sさん、鱸さんコンビと仲良くなったようです。
連休中の聖地。全国各地からスゴ腕アングラーが幻の魚を求めて集結していたようです。
凄い人の数だったようで、中にはテスターさんも数人いたとか。
後で聞いた話、オープンエリアでアカメを釣るコツはというと、
実績のある場所でひたすら延々と投げ続けることに尽きるようです。
ま、こうして文章で書くのは簡単ですが、
何もないところでひたすらキャストを続けるのは苦行だそうです。
なかさん、ひでおちゃんともその苦行に耐えていたのです。
そして12日未明、
ついに

ひでおちゃんが人生初アカメをゲット!!
なかさんは、ずっとこのポイントに目をつけて、連日キャストを続けていたよう。
この日はついに精根尽き果ててダウン。
このポイントでキャストしたいというひでおちゃんに代わったと言うことでしたが、
なかさんの意思を継いだひでおちゃんが仕留めました。

なかさんは、ひでおちゃんの一報で飛び起き、現場まで車を走らせ写真を撮ってあげたようです。
よかったなー、ひでおちゃん!
ブツ持ち写真残してもらって! 一生の宝物ですよ!

翌日のぽかぽか温泉でもイキりまくりのひでおちゃん。
Sさんと鱸さんに自慢話をしていますね。
てか、いいんですよね、こんな時の自慢って。
夢が叶ったんですから。
本当におめでとうございます。
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さて、そのひでおちゃんと入れ替わりに高知に向かう爆部2人。
目的地の高知市は緯度的には本州最南端の潮岬と同じくらい。
なのに高速道で行くのなら、一度は神戸まで北上し、明石海峡大橋から淡路島、
そして四国に上陸して南下するというルートをたどらないといけません。
かなり遠いです。約360km。時間にして休みながら行って6時間くらいでしょうか。

往復してきて分かりましたが、和歌山からなら南海フェリーがオススメです(特に復路)。

帰りもオール運転だと、へとへとになります。
話はそれましたが、なかさんが4日目の夜に、ぼくらが合流。
現場で会ったなかさん、気のせいか疲れてます。
こころよく、ひでおちゃんが釣ったポイントを譲ってくれました。
蒸し暑い高知の夜。
ウェーダーをはいて入水します。
そう言えば四万十市で史上最高気温41.0度を観測とか言ってましたね。
ベイトの気配は少々あるものの、大型魚の気配はありません。
午後10時くらいに釣りを開始し、ひたすら投げ続けます。
Keep casting on till the morning comes.
この言葉を胸に投げる、投げる、静かな闇に向かってただ投げる。
作業と言う人もいます。苦行だと言う人もいます。
スローリトリーブがいいとのことなので、リーリングが雑にならないように
ひたすら集中。
蒸し暑くて汗がにじむ中、生ぬるい水に浸かりながら、この動作がどれだけ辛いことか。
そして、
アカメの補食音があったわけでなく、
アタリもあったわけでなく、
何のドラマも起こらないまま、夜が明けました。
そういえば、高知に向かう途中に
アカメ初挑戦の女性アングラーが、メータークラスをゲットしていたというブログを見ました。
こちらです→ ☆釣りポニョリストかおりの釣果記録☆

(のちに、怪魚グループでつながった川原さんの彼女さんだと判明)。
もちろん、川原さんもゲットしたようです。

釣る人はそれは見事にサクッと釣ります。そして、それも「アカメ釣り」なのです。
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僕ら2人は2日目の昼間、いろいろと情報を集めながら
せっかく高知に来たのだからとりあえずカツオのたたきを食いました。

たたきをの節を買って、その場で食べたいのなら、調理してもらうシステムでした。
そして前述のようにティラピアを釣り、
夜に備えます。
向かったのは前夜に入ったポイントの向かい側の場所。
ここで初めてSさん、鱸さんと顔合わせ。
少しおしゃべりしただけでしたが、いろんなことを教えてもらいました。
ありがとうございました。また今度はゆっくりとご一緒したいものです。
つなこがここでなにやら地元のおっちゃんと打ち解けています。
そして釣りがしやすいアカメのポイントを教えてもらいました。
爆部にとって最終日(しかも午後9時にはストップしなければならない)。
ラストチャンスをそのポイントに賭けます。
現場に着くと恐ろしいほどのベイトフィッシュがいました。
そして遠くで
ドパシューン!
と、海面が破裂。アカメでしょう!
そして近くでも
ポン!
とアカメらしき捕食音が。
ヤツはいます!
フィーディングゾーンを見定め、つなこをそこに立たせます。
ぼくはポイントを一回りして地形を把握です。
ここでひでおちゃんから入電。
この場所は、やはりフィーディングゾーンが決まっているようで、
つなこをそこに立たせておいて正解でした。
こうして仲間同士情報を提供し合い、夢に導き、導かれ。
これもアカメ釣りなのでしょう。
ポイントを一回りしてつなこの横に戻ります。
投げ続けていると、後から地元の人らしきアングラーが何人も来ます。
本当に感心させられたのが、みんながみんな、あいさつしてくれたこと。
中には「そこが一番釣れる」と教えてくれた人もいました。
和歌山でこんな経験はあまりないです。
すこぶる気持ちよく釣りができたのですが、
スタートからストップまでおよそ2時間。
ここでもアカメは僕たちには、ほほ笑んでくれませんでした。
非情にもタイムアップです。
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さて、そもそも滞在一日だけで結果など出るわけはないのですが、
この経験がものすごく糧になったのは間違いないです。
感じたこと。
アカメ素人の遠征組にとって
「アカメ釣りに行く」のは「アカメを獲りに行く」のとは違う行動だということ。
言い訳じゃないですが、
ようするに、チャレンジするハートが大切で、
結果は出なくても、夢へのチャレンジはそれだけで素晴らしいことだということ。
ひたすら4日間キャストを続けた、なかさんは今回のリーダー的存在に。
仲間に惜しみなく情報を提供しつつ、自らもフィールドに立ち続ける姿。
精根尽き果てるまでキャストを続けた姿は本当にカッコイイです。
そして遠征4度目のチャレンジで、ようやく結果を残した、ひでおちゃんも超カッコイイ。
見事に初チャレンジでアカメを手にした川原さんと、彼女さんも素晴らしいの一言に尽きます。
そして、静岡から12時間かけて軽バンでやってきて、
1週間も夢を追い求め、一度のアタリもなく終わったSさん、鱸さんのお2人。
一番ストイックでかっこよかったかもしれません。
そんな方々と一緒に夢を追えたのは本当によかったです。
ありがとうございました。また、次も一緒に夢を追えればなぁと思っています。
To be continued.
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