高知遠征2020

2020年は、4月7日から5月25日まで全国に緊急事態宣言が出され、言ってみれば渓流の一番いいシーズンに外出できない年でした。「ことしは高知には行けないかも…」と思っていたのですが、解除どころかGoToトラベルなどのキャンペーンで行きやすくなっていたので、、少し申し訳ないですが行ってきました。

2020年後半を振り返る前に、もう一つだけ振り返らせてください。この高知遠征の記事です。

8月3日、仕事を終えてから和歌山市を出発。普段は高知には日帰り弾丸釣行がほとんどなのですが、今回はGoToトラベルに便乗。宿を取りました。

初日は、真夜中にたどり着き、まずは夜中から朝マズメにかけて挑戦。昼間は少しデイゲームをしつつ夕方にはチェックイン。夜は夕マズメからナイトゲーム。その後宿で仮眠。2日目は、朝マズメを撃って、それから帰るというプランでした。

和歌山から南海フェリーに乗って四国に上陸。高知までの道のりは、ほぼ高速道路だけですし、体感的には和歌山から新宮まで行くのとさほど変わらないのです。

高知についたのは午前3時ごろ。最初に向かったポイント、車を降りて見渡すと、対岸が何やら騒がしそうです。私は耳が利くので、夜間はボイル音で判断することが多いのです。

すぐに対岸に移動し、現場に行くと昨年同様、シーバスっぽいボイル祭り。昨年にパターンにはめたルアーでシーバスを狙いましたがノーバイト。そもそもこの時点で何しに高知に来ているのか? 目的意識をしっかり持たないといけません。

シーバスのボイル祭りでしたが、明らかに音が違うボイルもあります。アカメはいると信じてタックルは2本持って行ってました。シーバスタックルとアカメ用タックル。

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アカメ用タックル、、そう。私、実はごっついベイトタックルを持ってなかったので、かつての高級バスロッド「コンバットスティックマグナム」(時価5,000円笑)とリールはダイワのタトゥーラを購入したのです。

魚を掛けた時のフィールを確かめたくて近所にナマズ狙いや増水時にシーバス狙いで、このロッドのテストに出掛けたのですが、一度のアタリもなく、魚を掛けた感触が分からないまま高知で実戦投入することになったのです。

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さて、シーバスロッドからアカメタックルに持ち替え、アカメっぽいボイル音がしたところに投げたところ、

ガンっ!!!!!

ひったくられるような強烈なバイトが手元に伝わりました!

「たぶんアカメよな、うん、たぶん、、、バレるな!バレるな…!」

冷や汗をかきながらも強引にガチンコファイト。強烈なエラ洗いをしのぎ、足元に寄せてきたのは、、

アカメでした!!!!!

高知到着から1時間の奇跡。

重い!

メーターはなかったものの私には十分すぎるサイズ!

うれしい!

もう満足! 超満足!

わーいわーい……

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気づけば駅前にいました。すでに観光モードwwwww

日本の夜明けぜよ!

あははははは

はひふへほー

昼食はもちろん

カツオのたたき!

あ、フライタックルも積みっぱなしだったので

ティラピア釣りも笑

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宿は取っていたので夜は居酒屋、そのまま釣りもせず爆睡。朝マズメもトライすることなく、帰路につきました。

何度か言ったことがあるかもしれませんが、私、狙い通りに1匹釣ったら満足してお腹いっぱいになるくせがあります。

今回もそんな感じの遠征になりました。もちろん、アカメという希少種なので、がっつかずに、これでいいのかもしれません。高知の方々が大切に守っている資源、少し夢を分けていただく、そんなことを年に一度、もしくは二度ほど味わわせてください。

今回はコロナ禍での県またぎ。正直、申し訳なさもありました。

ことしの夏はどうでしょう。また以前のように心から楽しめる高知県になるのでしょうか。

その時までメータークラスの夢は、温めさせておいてください。

p.s.ちなみにこのコンバットスティックマグナム。秋のシーバスシーズンにも何度も使いましたがアタリすらなし。2021年2月21日現在、アタリはこのアカメのみで、このまま引退させたろかと思ったりしてます笑