一口に小河川といっても、都市型河川と、田舎のタイプがあります。
田舎のタイプは農業用水路とつながっているのがほとんどで、
ともすればその用水路内でシーバスやキビレがヒットしたりします。
今回は、大阪の都市型小河川の雄、エソワンGP2年連続他魚の部覇者の
TOYOさんが来和してくれましたした。
2年前でしょうか、大阪の都市型小河川をTOYOさんとスマさんに案内してもらいました。
今でも覚えています。
「しー! しゃべり声を出さないで」
「キャストの風切り音でシーバスがすれる」
「貝殻を踏んだバリッという音でアウトです」
などなど、非常にナーバスな注意を受けました。
でも、トラックとか轟音を立てて走ってるけど大丈夫なん? と質問したところ
「シーバスは人の足音とトラックの音は聞き分けます」
とのこと。
半ば本気かネタか分からなかったですが、
郷に入っては郷に従え、ってなわけで実践した覚えがあります。
ま、ホゲましたけどね。。
気配を消して、いかに人的プレッシャーを与えないか工夫する。
これに超したことはないとは思いますが・・・。
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話はそれました。
TOYOさんの今回の来和の目的は、田舎の小河川を体験したいということでした。
そこで、同じ小河川での釣り仲間、そぎまるさんとともに案内役を買って出たのです。
そうそう、そぎまるさん、マリアのブログモニターに当選したのです。
スカッシュ、スライスというミノーとバイブレーションのモニタリングです。
これは仲間としては非常にうれしいことですね!
そんなめでたい出来事をひっさげて、
この日が最初のモニタリング釣行になりました。
最初に3人が向かったのは最近実績抜群のポイント。
ルールを決めます。
①まずはゲストのTOYOさんがトライ
②次にそぎまるさんが、ルアーのモニタリングのためキャスト
③ぼくは最後に投げる
というわけでTOYOさんが先陣を切ってキャストします。
TOYOさんには「小場所のランガン」とだけ説明していたのですが、
これがちょっと不親切でした。
小場所は小場所なのですが、この場所は足場が少し高いのです。
TOYOさんは、6ftのベイトタックル1本で乗り込んできたので、
通常のフローティングミノーでは、足元まできっちりとトレースするのが不可能。
彼の出した答えは水深が激烈に浅いという場所にも関わらず、
ラパラCD-11(リップ削りチューン)を使用するということ。
絶妙のトレースラインをドリフト気味に攻めると、
答えはすぐに出ました!
良型キビレ!
小河川シーバス釣りの定番のゲストです。
これはこれでうれしいのですが、本命が釣れていないので、そのままTOYOさんがキャストを続けます。
そして次のキャストでゴツンとシーバス特有のエッジの利いたアタリがあったようです。
しかし残念ながらフッキングしなかったようです。
その後もキャストを続けてもらいますが、ノーバイトでした。
選手交代で、そぎまるさんです。
そぎまるさんが手にしたのはスカッシュ95F。
いかにも釣れそうなリップレスミノーです。
飛距離も申し分ないようで、かなり使えそう。
しかし、そぎまるさん、いいコースを幾度もトレースしますが、無念のノーバイト。
もちろん、そぎまるさんの腕や、ルアーが悪いのではありません。
足場が高い小場所。
すなわち、リップレスミノーには向いていない。それだけの理由です。
選手交代で、ぼくが投げます。
チョイスしたのはラパラF-7。
飛距離が必要なく、しっかりと水をかんでくれるので、この場所での定番です。
浮き上がらないように丁寧にリトリーブすると…、
一撃でヒットしました!
結構でかかったのですが、エラ洗いのあとの突っ込みで無念のフックアウトでした。
そしてアタリもなくなりました。
そぎまるさんが「ここと反対の立ち位置からキャストすると釣れることがある」というので、
そのアドバイス通り、反対の立ち位置からキャスト。
しかしTOYOさん、いきなり超大物のゴミ(ジャージと思われる)をヒットさせてしまい
半泣きになりながらラインを素手でたぐってランディング。
グイッと腕を上げるたびに
「イタタタタタタタタタ!」
と大声で叫んでいました。
大阪で「しー!しゃべるな!」と言っていたのと同一人物とは、とても思えませんでした。
TOYOさん傷心と手の平の痛みで、しばしリタイヤ。
続いて、そぎまるさんが再びスカッシュで挑戦するも、
やはり足場が高いうえに、ヒットゾーンが近いので苦戦を強いられました。
最後に、さすがにもうヒットしないだろうと思いながら、ラパラF-7を通すと、
なんとまたも一撃でヒット!
今度は無事にキャッチできました。
適材適所。小場所にはラパラF。
ちなみにそぎまるさんも、いつもここで使っているフェイクベイツ7Fを使用していたら
おそらくヒットしたと思われます。
しつこいようですが、
あくまで、今回の場所は飛距離の出るリップレスミノーには合わなかったというだけのことです。
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今回のこの小場所(水深1m以内)のおさらいです。
①キビレが掛かって暴れる
②喜び合って写真を撮る
③シーバスが掛かってエラ洗いして暴れる
④TOYOさんランカーゴミを掛けて叫んで場を荒らす
⑤でも最後にはシーバスが釣れた
というように、ここのシーバスはあまり人的プレッシャーは関係ないように思われます。
大阪より和歌山のシーバスのほうが、おおらかなのだと結論づけられました。
大阪より釣り人の人口も少ないですしね。
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その後、この小河川をさかのぼるように小場所をランガン。
途中、期待していた場所が全然釣りにならなかったり、
期待してなかったところが雰囲気ムンムンだったり、
いずれの場所でも根気よく粘りながらキャストを続けました。
潮位はどんどんと下がってきて、水深もいよいよ20cmほどに。
一縷の望みを託して、「聖域」と呼ばれる場所(過去記事参照)まで足を踏み入れました。
「ここは一人で来るのは無理ですね」とつぶやくTOYOさん。
聖域への入り口の神々しいオーラに弾かれそうになっています。
ぼくもそぎまるさんもこの低い潮位で聖域まで来るのは初めてのことでした。
着いてみると水底には複雑な段差があり、驚きました。
TOYOさん、水深20cmほどしかない、その段差の下にキャスト。
するといきなりヒット!
しかしバシャバシャッと派手なエラ洗いでフックアウト。
おそらくシーバスだと思われます。
TOYOさん、「もう一度チャレンジさせてください!」とルアーをK-tenのTKRにチェンジ。
次のキャストで
きっちりとヒットさせました!
ブッコ抜いたのは
推定70cmの大ナマズ!
本人はわりと喜んでくれていたようで、
僕もそぎまるさんも、ほっと胸をなで下ろしました。
今回はこれでストップフィッシング。
本命のシーバスはゲットなりませんでしたが、
TOYOさん、和歌山の田舎の河川は満喫していただけたのでしょうか?
ベイトタックルを駆使したのキャストは精度抜群でお見事でした。
でも、実はこの川でのシーバスのシーズンはもう終盤。
7~8月にピークを迎えると思われますので、
来年はぜひベストシーズンに来てほしいですね。
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TOYOさんが来てくれた日の午前中、
ツイッターで大阪のベテランアングラー「ピンさん」とこんな内容の会話しておりました。
「子どものころ憧れだったチヌが、今や田んぼの用水路でも釣れるようになったんだ」と。
この写真は、その朝に撮ったものです。
稲穂にキビレ。違和感を覚える人もいるでしょう。
でも、いかにも田舎の小河川らしい一枚。
おおらかな和歌山の魚たちに感謝。
このフィールドで釣りを楽しめることに感謝です。
お疲れ様でした。
トヨーさんが楽しんでくれたら満足です(^ω^)ニコニコ
とりあえずスカッシュはウェーディングでの釣りでメインに使って行こうと思います。
スライスは….どうしよう(;´Д`)ハァハァ
>そぎまるさん お疲れさまでした( ´ ▽ ` )ノ
TOYOさん、楽しんでくれましたかね~(;´д`*)ハァハァ
本命が釣れずに残念でしたが。。。
スカッシュはきっと釣れますよ( ´ ▽ ` )ノ スライスは、ちょっと和歌山では考えて使わないとだめですね(´・_・`)
トヨーさんは基本騒ぎたいが、仕方なくホームでは押し黙っている。
という設定で間違いまいでしょうか?
>青山さん う、うん(´・_・`) それでいいと思う。。
年末カラオケの時のシャウトを思い出してしまいました(;´д`*)ハァハァ
先日はどうもありがとうございました!
本命こそ釣れませんでしたが、僕の中では謎だらけだった紀州カントリー・ドブ・シーバッシングの一端を垣間見れたような気がします(笑)
しかし、経験したことのない特異過ぎるお二人のラン&ガン・スタイルに、ついていくのだけで精一杯ですわ(笑)
あの聖域も・・・、霊的なバリアーと言うか、釣りをしていて“畏れ”を感じたのは初めてです(爆)
>TOYOさん こちらこそ、楽しい釣行ありがとうございました。和歌山DEEPドブシーの世界、堪能していただけたようでよかったです(笑)。
特異過ぎましたか??(´゚ω゚):;*.:;ブッ
いつもあんなスタイルなのであれが普通だと思ってます(;´д`*)ハァハァ
畏れを抱いて当然ですよ。聖域ですから。次回は正装して来てくださいね(笑)
エキスパートのTOYOさんのガイドはプレッシャーかかりますね(笑)
喜んでもらえて良かったですヾ(*´∀`*)ノキャッキャ
>たくさん TOYOさん、エキスパートですが、すごくフレンドリーでコアな釣りが好きなので楽しかったですよ( ´ ▽ ` )ノ
なんとか1匹釣ってほしかったんですが、そこだけが残念です(;´д`*)