秋台風。
国道42号線は水越峠で閉鎖。
もちろん御坊湯浅道路も閉鎖。
紀南に行く術は、国道よりはるかに危険な津木の峠道を越えなくてはなりませんでした。
しかし、その困難を乗り越えた先は。。。
まさにヒラスズキパラダイス(通称ひらパー)でした。
僕のよく行くポイントはナイトゲームでしか成立しない場所。
逆に言えば、平日仕事後に行ける数少ないヒラスズキのポイント。
さらに、高確率で80cmアップがのぞめるのです。
釣りガールつなちゃんは今回、人生初のシーバスを
ヒラスズキ67cmという良型で達成。
バラシを含めると二人合わせて15発は出たでしょう。
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さて、釣行にはこれ以上触れませんが、
ヒラスズキの数釣りができたので、目にフックが刺さったものなど2匹をキープ。
例のあのお店に持ち込みました。
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まずはちょっと改名しました。
一夜限りに全てをささげます。ミスター一夜干しの貳番家店主。
まずは「ヒラスズキの西京味噌風味天ぷらなんちゃって」。
一見普通の天ぷらのように見えますが、
ほんのりとこだわりの西京味噌に漬け込んでおり、
プリプリの白身にほんのりと味噌の香りが口の中に広がります。
味噌焼きというのはよく聞きますが、それを揚げ物にするという発想はさすがです。
続いてでました得意技「ヒラスズキの一夜干し、焼いちゃいましたなんちゃて」。
なぜ、最後に「なんちゃって」を付けるのか。
店主はちゃらんぽらんを装っていますが、料理の腕は一級品です。
ヒラスズキはマルスズキに比べておいしいという人も多いのですが、
そのおいしい白身を一夜干しにすることで、味が凝縮され臭みもなくなります。
おろしろしょうゆでシンプルに「ああ、これぞ日本の食卓」を味わうことができました。
非常においしかったです。
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続きましては、イタリアンラブコック、発のマスターこと浜口八二太郎さん。
あれ? ハム太郎みたい。
一品目は「ヒラスズキのにゃんにゃらのにゃんにゃら~」
…ごめんなさい。2回もメニューの名前を聞いたのに2回とも覚えられませんでした。
イタリアの国旗の3色をイメージした料理で、トマトとバジル、
そしてヒラスズキの白でイタリア国旗を演出。
ヒラスズキの味わい深い白身にトマトのジューシーさ、
バジルの風味が加わり、形容するなら「おしゃれうまい」一品。
いかにもイタリアンでした。
二品目は「ヒラスズキのガーリックオイル煮込み」。
ガーリックとピリ辛の薬味を加えたオイルで、
ヒラスズキの切り身を煮込みました。
一緒に添えられたキノコとともに食べれば違った食感も楽しめます。
一品目がさっぱりした味付けだったのに対し、
こちらはスパイスの効いた一品に仕上がっています。
城北公園を挟んだこの2店では、現在、一夜干しメニューに取り組んでおり、
2店ではなんと、紀州うめどりの一夜干しを食べることができます。
この干物男たち…、いや干物に情熱をささげる男たちが生んだ至高の一品をぜひどうぞ。
※お店の許可を得ています。通常は食材の持ち込みはNGです。
【貳番家】城北公園東っ側。TEL:073(422)1577
【発】城北公園西っ側。TEL:073(431)8282