でかいカマス③(料理編)

 

タイワンカマスはどうしても

 

本カマス(アカカマス)に比べると

 

味が落ちる気がします。

 

ややくさみがあるような…。

 

 

でも、それは自分の料理の腕が下手なだけか?

 

そこで和歌山市でもっともノリがよく、

 

料理の腕も鉄人級の2人、

 

おだいどこ貳番家の加太さんと、

 

イタリアン酒場「発」の浜口さんに魚を預けてみました。

 

さすが両者とも、世界一心が広い料理人。

 

和の鉄人・加太六三郎さん(仮称)は、

 

シンプルに「干物」に。

 

イタリアンの鉄人・浜口八二郎さん(仮称)は

 

オシャレにカルピオーネ(南蛮漬けのことらしい)に

 

仕上げてくれました。

 

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まず、加太さんの干物。

 

カマスといえば干物がスタンダードですが、

 

シンプルな料理こそ難しい。

 

加太さん作の干物は口にすると

 

ほわっとした柔らかさが広がり、

 

絶妙の塩加減に思わず「んまい!」。

 

やっぱりカマスは干物やで、と

 

再認識させられる一品となりました。

 

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続いて、浜口さんのカルピオーネ。

 

プチトマトやハーブと一緒に

 

カマスを食べるのは初めて。

 

その味は、僕が少し気にしてた

 

タイワンカマスのくさみをすべて消し去り、

 

揚げ物の香ばしさが酢で引き締められていました。

 

それにトマトの甘酸っぱさが加わり、

 

うまみを際だたせています。

 

さっぱりといくらでも食べられそう。激ウマです。

 

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検証の結果、2人の鉄人の腕により、

 

「タイワンカマスはうまい」ということが分かりました。

 

ちなみに鉄人たちに、料理を作ってもらった後で

 

「実は、両店の料理対決です」と告げると、

 

「さ、先に言うてよ~」と、かなりあせっていました。

 

でも最後には「ま、僕が勝つけどね」と両者とも自信ありげ。

 

さすがプロだわ。

 

※お店の許可を得ています。通常、食材の持ち込みはNGです。

 

 

【貳番家】城北公園東っ側。TEL:073(422)1577
【発】城北公園西っ側。TEL:073(431)8282

 

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最後に番外編で刺身。

 

きちっと締めて、新鮮なものはこれも甘みがあり、

 

十分おいしかったりする。