串本町の動鳴気(どめき)漁港であった「日本初!? 珍魚釣り大会」。
爆釣り部の2人も参加してきました。
町商工会が中心となって昨年度から進めている
フィッシングタウン串本着地型観光プロジェクトの一環です。
実行委員長は串本海中公園の園長の宇井さん。
潮岬オフショアトーナメントで毎年お世話になっています。
さて、珍魚釣りの目的の一つに
普段は捨てられるような魚にも目を向けようという趣旨があるようです。
いわゆる下魚にも命がある。下魚でも大切にするというのは
そう、僕たちが取り組んでいる「エソワンGP」と同じ目的なのです。
珍魚釣り大会はもともと先月に開かれるはずでしたが、
台風のためにこの日に延期。
不安定な天候でしたが、31組のエントリーがあったようです。
家族連れや本格的な釣り師、地元のベテランなど、
みんなが多種多様に珍魚を狙っていました。
当日は持参タックルで釣るのももちろんOKでしたが、
貸し竿もあったので、ここはあえて延べ竿をお借りして挑戦。
餌はオキアミです。
釣り場となる岸壁はすでに満員御礼。
ちょっとのすき間に入らせてもらいました。
グレやシマアジなど、まともな魚が釣れるより、
見たこともない魚が釣れたほうが大はしゃぎ。
そんな楽しい大会です。
のべ竿でのんびりと日中にウキ釣り。
仕掛けをつくる僕。ま、ウキをウキゴムに刺すだけなのですが。。
夜な夜なルアーを投げるという普段とは真逆の釣りです。
のんびりとウキをながめて弁当を食べる。
ほっこりしますね。
さて気持ちに相反して、ウキのほうは一向に沈みません。
大会でホゲるのだけは避けたいので、
開始わずか10分で、普段の釣りに戻りますww
アジング用のライトタックルにオキアミを付けて岸壁を探る作戦です。
必死です。
そもそも珍魚は岸壁のすき間や底の捨て石にいるもんです(しらんけど)。
ヘチ際を軽めのジグヘッドで攻めると、、、
やはり来ました。オオスジイシモチ!
ネタ的にいい線を行ってますが、珍魚どころがメバリングでお馴染みの魚。
箸にも棒にも引っ掛かかりませんでした。
つなこは少しキャストしてガシラをキャッチ!
普段ならライトゲームの主役になるのですが、これもやはり珍魚ではありません。
そしてまたウキ釣りに戻した時、
ようやくウキが消し込みました!
ゲットしたのは
オハグロベラ(♀)!
これはどうか??
本部に持って行くとわりと珍しいとのことでエントリーしました!
果たして栄えある初代珍魚王になれるのか!?
ドキドキしながら閉会式を待ちます。
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この日はマグロの解体ショーもあり、刺身が振る舞われました。
養殖マグロのようで、脂が乗りめちゃくちゃおいしかったです。
時折降っていた小雨もあがり、晴れ間の下でマグロを頬張る。
なんともぜいたくな時間です。
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そして閉会式。
さて、このオハグロベラの珍魚度はどれくらいなのか。
宇井さんは1位から発表しました。
1位は
ゴマヒレキントキ!
本州とかではあまり獲れないというのです。
そして2位は
ニセカンランハギ!
いかにも本州最南端らしい魚。
でも潮岬の西側では多いようですが、
この海域では珍しいとのこと。
岬を東側に回ると水温も下がりますもんね。
そして3位の発表!
3位は
オハグロベラ!!!
キタキタキター!
ん?
でももう一人同じ魚を釣った人がいるようです。
しかもお子さまです。
ココででました。宇井さん得意のジャンケン大会。
たしか、レギュレーションによると、同魚種の場合は大きさで判定だったはずですが、
そこはこの大会のゆるさに免じて我慢しましょうw
オフショアトーナメントでは宇井さんにジャンケンで勝てば
すてきな商品をもらえるというイベントがあるのですが、
勝った試しがございません。
どうも宇井さんの「ジャンケンポン」という声を聞くだけで
萎縮してしまいます。
そして結果は
大方の予想通り負けましたww
ま、お子さま相手に勝つなんてKYな真似はいたしません(泣)。
残念賞をいただきました。
その時、僕の隣にいた子どもさん。
「残念賞てなんかかわいそうやね・・・」
同情ありがとうございます。これも勝負の世界なのです。
そもそも、これは3位入賞といっていいのでしょうか?
それとも入賞圏外になってしまったのでしょうか?
もう宇井さんがらみのジャンケンはこりごりですw
参考までに
4位はカゴカキダイ。
5位はアカハタ。
最小の魚としてソラスズメなども表彰されていました。
ちなみに子どもさんとジャンケンをした大人は僕の他2組ほどおりましたが、
全員が負けてました。みんな優しいですね!
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大会終了後、せっかくなのでライトゲームを楽しみます。
途中、かなりでかいガシラがヒットし、穴に潜られて切られました。
水がきれいだから丸見えだったのですが、
相当でかかったです。
その後、ワームとオキアミを使いながら 、
おなじみネンブツダイ(写真はありません)
メバル(極小!)
フグ(ひがんふぐ???)
ニシキベラ!
クロホシフエダイ!
と五目達成。
楽しいですねw
ハコフグやイシガキフグ、ギンユゴイなども見かけました。
これらをターゲットに日中ランガンも楽しそう。
ライトゲームで10目の旅なんてやってみたい。
やはり魚釣りは楽しい。
そう思える一日でした。
運営スタッフの皆さま、お疲れさまでした。
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10月から行われている、この釣りと魚食の社会実験。
日本唯一のフィッシングタウン串本を目指して事業化を進めています。
・手ぶらで参加できる海釣り公園
・出張水族館
・朝市
・その場で食べるバーベキュー
これらが柱となります。
アンケートを元に、学識経験者らでつくる実証事業評価委員会で検討するようです。
ぜひ実現してほしいですね!