知人から、たまごを少しばかりいただきました。
高級梅干しが一粒ごとに袋詰めされているように、
このたまごも、一つひとつパッケージングされています。すごい高級感。
どうやら一つ500円もするよう。ブランド品なのかな?
殻を割ってみると、なにやらプルプルした感触です。温泉たまご?
でも、よく見ると黄身がありません。
黄身の代わりに何やら小袋が入ってました。あ、たぶん温泉たまごのだしですね。
では、いただきまーす。
あれ? すごい弾力。全然食いちぎれないぞ。いったいなんの卵なんでしょう?
丸かじりできないので細かく切ってみることにしました。
むむむ。あまりの弾力ゆえ、包丁が入りません。
仕方ないのでハサミで切ることに。
チョキチョキ・・・。
チョキチョキ・・・。
イカのお造りみたいになりました。しかも飾り包丁が入ってるようです。
こっちのたまごはゲソの部分みたいです。
でも、細かく切ってみたけれど、やはり噛み切れません。どうしたらいいんだろう・・・。
ちょうどその時。
ガチャ。
つ「部長、いますか~?」
つなこがやってきました。
つ「部長、何してるんですか?」
ひ「あ。いいところに来た。昨日いただいた、たまごを食べようとしてるんだけど、うまく食べられないのよ」
つ「たまご? え? あ! 部長、それ、、たまごじゃなくて・・・お、おな、おなほ…」
ひ「お、おなほ!? おなほというと、おなにーほーるの略語!? あの穴にチン○を突っ込・・・」
つ「皆まで言わんでもええですやん! 恥ずかしい!」
そうなんです。つなこに言われて初めて気付きました。
なんと、これはたまごじゃなくて、おなほだったのです!
どこから見てもたまごな上に、EGGとか表記しています。
まことにけしからん。これでは勘違いしても仕方ありません。
せっかく頂いたのに切り刻まれてしまったおなほ・・・。
捨ててしまうのは、実にもったいない。
そしてなんといってもこのプニプニ感、、、これはもしかして超高級ワームになるのでは!
ルアーソムリエの血がたぎります。
さっそくこれでチヌを狙うことにしました。
チヌの落とし込みでは消しゴムで釣れるというのは有名な話。
ならば、この高級シリコンで釣れない理由が見あたりません。
チヌとあらば、本来なら臭い付きのほうがいいのでしょう。
もっと早く、おなほだと気付いていればイカ臭くできたのに残念です(意味深)。
◇
さて、さっそく実釣です。
まず、ジグヘッドはカルティバの新製品「スウィングヘッド」の1.8gを選択。
今回は“ゲソ”みたいな方でテストです。
おなほのシリコン素材、太軸フックには刺しにくいと思いきや、案外すんなりと刺すことができました。
ロッドは折れ竿から復活し、現在、試釣中の真・イケメンスティックを使用。
中折れした竿を、おなほで試す。なんとも皮肉なことに。
そしてその結果・・・。
キビレとマチヌ、ルアーを変えることなく
3連発!
これ、めっちゃ釣れるっwww
まさに抜かずの3発。これは予想以上の釣果。
切り方にもよりますが、このたまご形おなほ、一つで16本のワームを作ることが可能。
500円で16本とは普通のワームに比べてもコスパは抜群。
しかもかなり丈夫なので、3匹釣っても全然形状に変化なし!
この日はとりあえず3匹で終了。
おなほで3連発! これはもう超絶エクスタシーです!
ちなみに真・イケメンスティック、ふにゃちん竿などと揶揄されていますが、
40cmクラスなら高い足場でもブッコ抜き!
ルアーをくわえさせると、ビンビンです。
◇
今回テストで使ったおなほ、中の形状はでこぼこだったのですが、ネットで調べたところ、
おなほを使って釣った魚種の報告は、以後この欄にて追加予定です。
いや、ほんまヘタな高いワーム買うよりコスパにすぐれてます。
◇