ホタルの撮影は危険がいっぱいです。
マムシが出るとか、そういうことではなく、
どんどんといい撮影場所を求めて暗がりをうろつく行為も、
危険なのです。
やってしまいました。デジイチ水没。
先日、同僚とともに鞆渕に行ったときのことです。
数枚を撮ったあと、さらにいい場所を求めて奥地へと進みました。
そして田んぼの近くでいい場所を見つけ、
三脚を設置しました。
暗いので適当な作業をすると三脚は倒れます。
しかし、セッティング中に目の前で始まった乱舞に急かされ、
やや地面が傾いていたことに気付かずにセット。
当然のように三脚はカメラもろとも倒れ、
そのまま下の水田に落下。
カメラは悲惨なことになりました。
農家の方、ごめんなさい。苗は無事です。
一応防水防塵ボディなので
ドロさえ丁寧に拭き取れば、
何事もなかったように動いていますが、
気分はディープブルーだったので撮影は中止にしました。
しかしホタルが飛び交う幻想の世界は、
その場で落ち込んでいる私を癒してくれました。
紀北地方では今まさにホタルの乱舞が見ごろです。
ぜひ足を運んでみてください。
わんさか飛んでます
黒い影(中央左)は悪戦苦闘するもう一人の姿