さて、グリリンですが、モニターに決まってから、いろんな魚種が釣れましたよ。カマス、ムツ、小サバ、ネンブツダイ、メバル、シーバス、キビレ、ナマズ、ボラ（笑）。何でも釣れるといえばそうなんですが、そう、グリリンといえばアジ。なのにアジを全然釣っていなかったので、「グリリン、アジ釣れるの？」疑惑まで出てきてしまいましたｗ

これではヤバいというわけで、アジを探すことにしたのですが、すこぶるタイミングがよく、釣友コウイチさんの釣友で、僕の地元在住の若手アングラー・ツカピーがアジを見つけ、「ぜひひろさんにも教えてあげて下さい」といってくれたようです。

コウイチさんと連絡を取り、その翌日、ツカピーと連絡先がつながり、その晩に即ご一緒してもらうことにしました。ツカピーとご友人たちと初対面（現場では幾度か会ってると思われるw）。皆さんいい人で、いろいろと釣りの話をしながら、連発しました！

ヒットルアーはグリリン1.2inchの各色。特にUVアーミーグローにアタリが集中しましたね。久々のアジングで時がたつのを忘れて楽しみました。ツカピー、そしてお友達の皆さん、ありがとうございました！

◇　　　　　　　　◇

翌日。この日は以前からつなこと釣りの約束をしていた日。最近仕事が忙しくてめっきり釣り回数が減ったつなこ。久々の釣りなのでホゲずに釣ってもらいたいと思っていたので、ツカピーに「つなこも連れて行っていいですか？」と頼んだところ快くOKしてもらいました。

前日の釣行でヒットルアーは確認できています。僕もつなこも昨夜と同じく、ダイワ月下美人のタングステンの0.5gのジグヘッドにグリリン1.2inchUVアーミーグローをセット。

リーダーはフロロ0.8号と同じセッティング。ロッドは6ft台のソリッドティップのもの。パームスのピンウィールとアブのソルティーステージです。

開始早々、ツカピーも合流。そして1投目から僕にヒット！

その後やや連発。ツカピーも好調に釣果を上げています。

しかしつなこだけ釣れません。

「少しカウントダウンして、チョンチョンとアクションを入れながらスローリトリーブやで」とつなこにヒットパターンを言うもアタリすらない模様。

半泣きのつなこ、かなり粘った後、ようやく1匹をゲットしたました。

本日の初物に安堵の表情。

しかしそれ以降またアタリもなく、それを機に、少しポイント移動することにしました。

◇　　　　　　　　◇

そこでも僕は1投目から連発。ほぼワンキャストワンヒット状態に。しかしつなこはノーバイト。

つなこ「あたしアジング向いてないねん…」

 

ついにうなだれて落ち込みだす始末。同じジグヘッドに、同じワーム、同じリーダーの太さ、さらに同じアクションで並んで釣って、これはなぜだ？？

その時、ハッと気が付きました。

「アクションを入れないと釣れないということは…！」

そう。つなこが使っていたロッドはソルティーステージのアジモデル（旧モデル）の中でもかなりライトな部類で、ティップが柔らかい調子のもの。僕が使っていたピンウィールは同じソリッドでもわりと張りがある硬い調子のもの。

つなこのロッドは、おそらくアクションを入れてもティップでルアーの動きが吸収されてほとんど誘えてないのでは？

そう思い、「僕のロッド使ってみる？」とロッドを交換したところ、

なんと、つなこ、1投目から

連発！

怒涛の入れ食いモードに！

丸呑み＆上あごガッツリ

 

つなこ「アジングたのしー！！！」

 

さっきまでのどん底モードもどこ吹く風。一気にテンションブチ上げで、最大で24cmの良型もゲットしました。

 

つなこ「竿はやっぱり硬いのに限る！」

 

下ネタでしょうか？　いいえケフィアです。

そして、軟調子のソルティーステージを使った僕、やはり、さきほどまでの釣り方ではノーバイト！　0.5gとはいえ、月下美人のこのタングステンジグヘッド、ヘッド部分にギザギザが付いており、引き抵抗があるよう。さらにグリリンの引き抵抗があるボディに吸収され、ルアーにアクションが伝わっていないと推測されました。

というわけでロッドアクションをチョンチョンではなく、わりと振り幅を大きくしゃくったところ、ソルティーステージでもゲットできました。

ツカピーの釣果も含めて短時間で爆釣！

◇　　　　　　　　◇

この日は雨上がりで気温も4月上旬並みだったそう。実はつなこ、冷えると全身にじんましんが出てかゆくて釣りにならない体質。この夜もパーカーの上にウインドブレーカーを羽織るも、全身じんましんモードになり、2時間ほどで終了しました。

帰り道、「体が冷えてるのならあったかいお茶いるか？」と尋ねたところ、「ほしい！」というのでコンビニに。

ひろ「これでも飲んであったまりな」

つなこ「ありがとう！」

で、つなこが取った行動は飲むのではなく、

じんましんが出てかゆいところにお茶のペットボトルを当てて治療するというものでした。

そんな使い方もあるんやな…。案の定、お茶はすぐに冷めてしまいましたが、まぁええか…。

【今回のレポート】アジ×多数（最長24cm）いや。驚きました。同じワーム、同じジグヘッド、同じリーダーの太さ、同じアクションで、ほぼ10対0くらいの釣果の差。この答えは、まさかロッドのティップの調子にあったとは。この日のアジは激しく動くものに好反応だったこともあり、アクションを加えてガンガン上あごに掛けていくのが吉でした。しかし、それ故、グリリン特有の引き抵抗は、アクションを吸収してしまって、軟調子のティップだと相殺してしまったようです。硬調子のティップでアクションを加えることでパターンにはめることができました。もちろん、低活性のアジだと今回とは逆に軟調子のティップでじっくりとフォールやデッドスローで食わせることが必要になることもあるでしょう（というか、そっちのほうが多いでしょうね）。アジングは繊細。いろいろ勉強になりました。   （つなこ初期） ■ロッド＝アブガルシア SALTYSTAGE AJI SAS-672LS ■リール＝ダイワ 10セルテート2004 ■ライン＝DUEL アーマードF 0.2号 ■リーダー＝TORAY 銀鱗 0.8号 ■ジグヘッド＝ダイワ TG月下美人SWライトジグヘッドSS 0.5g（#10） ■ルアー＝DREEMUP グリリン1.2inch（UVアーミーグローなど）   （ひろ初期） ■ロッド＝パームス ピンウィール PMSS-63 ■リール＝ダイワ 14セルテート2004 ■ライン＝DUEL アーマードF0.6号 ■リーダー＝TORAY 銀鱗 0.8号 ■ジグヘッド＝ダイワ TG月下美人SWライトジグヘッドSS 0.5g（#10） ■ルアー＝DREEMUP グリリン1.2inch（UVアーミーグローなど）