和歌山県内某所、コアなポイントに精通する高校生がいるとか。
そういう情報を得てなんとしても会いたくなりました。
地元では「三平」と呼ばれているほどの釣りキチ。
いったいどんな人物なのか。気になります。
で、なぜにそこまで気になったかというと、
どうやらジャンルはソルトライトゲームのようで、
彼がターゲットにしている魚は
メッキ、コトヒキ、アジ、シーバス、チヌ、カライワシ・・・。
カライワシ!!!!
カライワシといえば、かの有名なターポンと同系列の魚。
ヒットしてからのファイトが強烈なことで有名で、
ローリングしながらの全身ジャンプ、テールウオークなど
とにかく水面で大暴れ。その上口が硬くてフッキングが難しい。
バラシ率はハンパないというターゲットです。
「つ、釣りたい!!!」
その場所で釣れるアベレージは30cmほどということですが、
三平君、以前には50cmクラスも釣り上げたことがあるとか。
手始めに三平君にコンタクトを取らなければなりません。
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夕まずめ、三平君がよく出没するというポイントに向かいます。
おおよその場所は分かっていたものの、
広大なエリアで人ひとりを見つけることはなかなか困難でしょう。
まず、向かった釣り場。誰もいません。
ま、そう簡単には見つからないと思います。
とりあえず、先日渓流で使ったライトタックルそのまんまでトライすると
メッキがポツポツと釣れました。
ジッとまわりを見渡しましたが、三平君らしき人影も見えず。
小移動することにしました。
うろうろと車を走らせ、直感で道を曲がった場所で釣り人を発見!
近付いてみると若い男の子。
「メッキ狙いですか?」と声を掛けると、
「はい」と答えてくれました。
続けて質問しました。
「人違いだと申し訳ないですが、もしかして三平君ですか?」
すると、
「あ、はい。そうです。あ、もしかしてブログやってますか?」
どうやら何度か幣ブログを見ていたくれたようです。
やりました! お目当ての人物に会えました。
僕らの世代でいえば、まさにこんな感じ。例のBGMも頭の中で流れます。
それからはカライワシについて質問攻め。
とても気さくな高校生で、なんにでもにこやかに答えてくれました。
話を聞いていると、噂通りこのポイントのエキスパートのようで、
地形の説明、ヒットパターン。
どこにどの魚が着くのか、全て把握しているようです。
「隣で釣らせてもらってもいい?」と尋ねたら
「どうぞどうぞ」と言うことなので、お言葉に甘えました。
三平君はメッキ狙いとは言ったものの、実はカライワシを狙っていた模様。
2人で並んで釣りをしました。
メッキはダブルヒットするほどたくさんゲット!
ぼくは少しシャローエリア側で釣りをさせてもらいましたが、
ワンキャストごとにコンコンとアタリが出るもなかなかヒットせず。
さらにヒットしてもバレてばかり。
メッキならここまで掛かりが悪いはずがないので、
三平君に尋ねたところ、「たぶんコトヒキですよ」と答えてくれました。
「まじか!」
コトヒキは釣ってみたい魚の一つ。
てか、昔は日高川河口で無茶苦茶よく釣れたのですが、
最近は釣れた記憶があまりありません。
久しぶりに釣ってみたいと思っていました。
しばし、シャローエリアでコトヒキ狙い。
そして、バラしまくった末、
ようやくゲット!
ちなみに僕がコトヒキが好きな理由は
カッコイイから。
とがってます。釣り上げても口を真一文字に閉じ、
エラとヒレをパンパンに張り、自己主張します。
いつかは30cmほどの大型を釣りたいと思いますが、どこに行けばいいのやら。。
和歌山県内で釣れるのでしょうか?
ひとしきりコトヒキと遊んで、三平君の隣でカライワシを狙います。
でも釣れるのはメッキばかり。
ダメかなぁと思っていた矢先、
三平君にまずまずのサイズの魚がヒット!
「おお! カライワシ!?」かと思いましたが、
エラ洗いもしません。上がってきたのは
シマイサギ!
ぷーぷー鳴いています。
三平君いわく、シマイサギはこのポイントではなかなかレアで、
かなり満足しているよう。
日も暮れ、タイムアップになり、
車で一緒に次のポイントに向かいました(三平君は徒歩のためw)。
次のポイントではシーバス狙い。僕はタイムアップで途中で帰りましたが、
その後、三平君は1匹ゲットしたようです。
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将来が楽しみな少年アングラーとの出会い。
「いろんなところを見てみたいです」というので、
また、来年のドブシーズンにでも連れ回そうかとも考え中(魚紳さん??)。
そして何よりカライワシ。
ちょうど、10月は何を釣ろうかと悩んでいましたので、
三平君には悪いですが、何度かおじゃまして、1匹ゲットしたいなぁと思います。