北海道遠征記(三日目・湿原河川のアメマス)

3日目。私にとっては大事な日。というのも、私は渓流アングラーの端くれとしてこれまでニッコウイワナ、ヤマトイワナ、ゴギを制覇してきましたが、一般的にイワナの日本固有の亜種とされるもう一つ「アメマス」(エゾイワナ)を釣ったことがなかったのです。ちなみにイワナ属魚類は「イワナ」と「オショロコマ」と言われており、今回の旅はイワナ属フルコンプというテーマがあったのです。

朝早くに湿原河川のアメマスポイントに向かいます。

外気温はマイナス4度。葉っぱも凍っております。

幸いにも天候はよく釣り日和ではありました。ちなみにこの湿原河川での釣りは土井さんも初めてらしく、勝手は分からなかったものの、開始早々土井さんがラパラCD-Jで本日1本目のアメマスをゲット! さすがであります。

自分も俄然やる気になりますが、どうもやはり慣れないベイトキャスティングのバックハンドでのピン打ち。対岸はもちろん、自分の立っている場所でも草木が生い茂り、キャストを妨げます。

そんな中、土井さんはさすがに対岸のストラクチャー周りに毎回のようにルアーを投げ込み、結果としてこの日60cm近いビッグサイズを含めて数本のアメマスをキャッチ!

「腕の差」が歴然と出ました。腕のことをもっと広義的に私は「釣力」(ちょうりょく)と定義しているのですが、心技体はもちろん、経験、人望、知識、その人が生きてきた間どれくらいの時間を「釣り」に費やしてきたかで決まります。

土井さんは私の一生×5倍ほどの時間を釣りに費やしていると思われ、単純計算しても「釣力」は私の5倍以上あります(どんな計算やねんって話ですが個人の肌感覚です)。

この釣行は甘くない!

途中、数人のアングラーさんと会い、わりと人のプレッシャーもあるポイントのようです。話し掛けると全員がアメマスをキャッチしており、さらに焦る私。

出会った人のタックルを見ましたがスピニングで軽めのスプーンであったり、ベイトタックルで重めのスプーンであったり、、土井さんは最初はCD-J、次はスプーン、次はバイブレーション、さらにまたスプーンと、いろんなルアーでバイトを出していたのも自分的に迷うことになりました。

どのルアーをどう使っていいのか分からない。さらにキャストが決まらない。せめてワンバイト引き出せれば感覚もつかめるのだが、、

クリック(タップ)でモザイクなし画像が見られます。自己責任でお願いします。

途中、ヒグマのオソマらしきものが数カ所にあり、これも私のテンションを下げます。

結果から言うと私はパーフェクトノーバイト(PNB)にて終了!

惨敗でした。

途中にいたハクチョウ、ハシブトガラが撮れたのがせめてもの救いだったでしょうか。

土井さんがおいしい牡蠣を食べに行きましょうと誘ってくれ、車を走らせると一羽のタンチョウを発見。

写真を撮らせてほしいと土井さんにいい車を止めてもらって撮影開始。

ん?

あれ? もう一羽飛んできた?

ちょっとww

一羽を撮影しているとその後ろからもう一羽が飛んできてタンチョウドロップキックをお見舞い。

その後、追い払ってしまいました。

なんだったのでしょうか。。。少し驚きました。

そして牡蠣のお店に到着。

オブジェのようにこんばんは。エゾジカです。奈良かなここ?

牡蠣は本当に絶品! 窓から見える景色が明日の糧になります。

明日は最終日、もう一度、湿原河川のアメマスにチャレンジです!

釧路の釣具屋さんで装備を整えます。CD-Jやらバイブレーションやらも売っていたのですが、自分を迷わせないため、20g~30gのスプーンを10個ほど買いました。

対岸を恐れず投げ込むためには球数が必要だからです。

イワナ全コンプの目標のため頑張ります!

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