北海道遠征記(一日目・渓流の宝石オショロコマ)

私のフライの師匠が数年前に知床まで釣りに行ったオショロコマ。「渓流の宝石」と呼ばれるに値する美しい姿に、写真ながら心が魅入られたようでした。

今回の釣行、特にこの日は日程をタイトに詰め込んでいたため、土井さんから「オショロコマは夜明けから1時間だけの勝負」と釘を刺されました(笑)。

このオショロコマ、フライの師匠からは「入れ食い」と聞いていました。しかしまずイワナの鉄板エリアといえる少し水深のある岩盤周りを攻めるもノーチェイス。次の淵でもチェイスなし。

これは、、季節的なものなのか…。

「ちょうど産卵期なのかもしれない」と考え、比較的流れの緩やかな浅い砂底の小場所を引いてくると2匹でのチェイスあり! 何度も追いかけては来るものの、なかなかバイトまで持ち込めず、予想外の大苦戦。

「話と違うやないかい」と焦りながら、ようやく食わせられたのが、私が源流釣りで絶大なる信頼を寄せる「カスケード45s」、カラーはメロンソーダでした。

初めて見るオショロコマ。お腹が燃えるような赤。深緑の体色に細かい朱点。まさに宝石でした。ずっとずっと見ていたのですが、時間がタイトなので釣り上がります。

要領が分かれば無駄がなくなります。すぐに同じ攻め方で2匹を追加。

最後の1匹はわりと重度の水カビ病(?)で、少し残念な気持ちになりましたがこれも旅の1つの記憶です。

オショロコマチャレンジ、ほぼジャスト1時間で退渓しました。渓流師の性(さが)で、どんどん登っていきそうになりましたが、後ろ髪を引かれつつ終了です。次回はいろんな河川でいろんな模様のオショロコマも見てみたいです。

次の目的地に向かう前、羅臼川のほとりにある秘湯「熊の湯」に浸かりました。原生林に囲まれた露天風呂は、泉質がすこぶるよく開放感も抜群。この季節はすでに羅臼岳は真っ白になるくらいの天候なので、外気温は低かったものの、それに反比例してこの温泉の温度の高いこと高いこと…。土井さんの話では47度ほどあるようで、、、おかげで身体の芯まで温もりました。

次のターゲットは、今回、私が楽しみにしていた屈斜路湖のヒメマスです!

【DATE】
エリア 知床半島
ロッド MANOMA ラフター48B 前鬼
リール ダイワ2000番
ライン PE 0.8号+リーダー フロロ6lb
ルアー ターミガン カスケード45s(メロンソーダ)

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