大阪方面では、毎年このクソ寒い時期に底ズルゲームでチヌが釣れているようです。キビレのアフタースポーンってヤツでしょうかね？　ここ和歌山では試したことはなかったのですが、特に釣りものが少なくなる時期なので、一度チャレンジしてみようかな、、、と思っていた矢先のことでした。

小学校から高校時代の同級生のＭ君が、ここ最近よく連絡をくれるようになりました。以前はよく一緒に釣りに行っていたのですが、ここ数年はご無沙汰。どうやら、このＭ君がここ数日でマチヌとキビレをよく釣っていると連絡をくれたのです。Ｍ君と久しぶりに一緒に釣りをしたいということに加え、冬チヌにもチャレンジしたいという気持ちが高まり、Ｍ君のポイントにつなことともにお邪魔しました。

ここ数日の寒波に加え、いつもＭ君が行っている時間帯（潮位）からは大幅にずれた今回の釣行。不安要素は満載です。Ｍ君はいつも満潮から下げでやっていたそうで、僕とつなこがお伺いしたのは下げ止まりから上げっぱなというタイミング。果たしてチヌは釣れるのでしょうか？

Ｍ君は丁寧にいろいろ教えてくれる人なのですが、夏の底ズルゲームで鍛え上げたつなこと僕。特につなこは“底の女王”と呼ばれる（今考えた）ほど、底ズルは得意なので期待大です。底の形状、かけ上がりの位置など、事細かに説明してくれるＭ君。さらにジグヘッド単体がいいとアドバイスをくれるも、ボンボン系（フラッシュボム）の3.5gでスタートする僕とつなこ。郷には入っては郷に従えという、ことわざもなんのその。ワガママぶりを遺憾なく発揮します。

フラッシュボムのトレーラーにインチホッグを付けるという夏の鉄板リグでスタート。すると、やはり開始早々からアタリは頻発！ しかしまったく針掛かりしません。この寒波とド干潮に負けずにチヌどもは、おることはおるようです。しかしサイズがイマイチかと思われます。

ココン…。

ググン…。

コツコツッ…。

小さなアタリに悩まされる３人。そして30分ほど経過したころ、つなこがこの日最初の１匹をゲット！

正体はやはりチビレ！

このサイズのアタリには夏も悩まされてきましたが冬も同じですね。しかしこの魚を皮切りに、ボトムクイーンが本領を発揮し出しました。得意の超デッドスローを駆使していたその時、

「来た！」

と叫び声が響きます。ドラグ音も鳴り、わりといいサイズそう。そして上がってきたのは、この日最大となる

マチヌ48cm！

いわゆる泣き年無しってサイズです。Ｍ君いわくもっとでかいヤツがいるようですが、これはこれでなかなかのサイズ。つなこはマチヌの自己記録更新（かも）です。

これに触発されて僕もチビレ、キビレ、そして小チヌと３連発！

キビレは40cm超のナイスサイズでした。よく引きましたよ。

もちろん、ガイドに徹してくれたＭ君も良型のチヌをゲットしていました。

真冬の底ズルゲーム。キビレはアフター、マチヌはこれからのスポーニングに備えて荒食いに入るのでしょうか？　やはり夏も冬も、興味が尽きないターゲットで、ちょっとまたチヌ熱が再燃しそうです。