去年の秋くらいから目論んでいたのがベイトフィネスタックルでのチヌゲーム。ストラクチャー周りにタイトに打ち込めるのが魅力ですね。そしてなにより、かっこええというのも理由です。バスからルアー釣りを始めていない僕にとって、ベイトで軽いルアーを投げられるだけ、その人は尊敬に値するのです。てなわけで、冬場にガシラなどで練習を重ね、ようやくチヌシーズンの開幕です。
まずはチヌをポッパーで狙う通称「チヌポ」で投入。時期的にまだ早いかもしれませんが、まぁ行けるでしょう! つなことともにチヌポに挑戦。ご指導していただいたのはチヌポの達人Sさん。GW合間の平日、夕まずめに3人で2時間ほどランガンしましたが、実にタイミングが悪いことに、この日は北爆風! 「磯ヒラ行けよ!」ってくらいの風で、あえなく撃沈を食らいました。
チヌポに関しては僕は無風がいいと思います。Sさんも同意見のようです。Sさんの述べる理由として
・水面がざわつくとポッパー自体のアピール力が弱くなる
・風で操作がしにくい
・魚が沈む
など。
なるほど。さらに加えて、チヌポは浅い場所でやることが鉄則なのですが、浅場で風波がたつと濁りも発生。ベイトも表層から中層に移り、チヌは表層を意識しなくなるような気がします。半面、チヌの警戒心が薄れていいという意見もあります。まだまだチヌポ初心者の僕にはどちらが正解なのかは分かりません(しかしこのポイントにおける一つの指針は、後述の通り2日後にでます)。
とりあえずSさんとの釣りを終えた後、つなことディナーに。
彼女に、ちょっとした転機がありまして、その慰労会。本当に、お疲れさまでした。
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2日後、今度は単独で同ポイントにリベンジに乗り込むことにしました。潮位、気温は先日とほぼ同じ。前回と違うところは「無風」という一点。さて、期待が持てます。
1ヵ所目。いかにも着いてそうという場所を攻めますがノーバイト。2ヵ所目。インレットを攻めると、ポッパーの後ろでモワッと水面が盛り上がりました。
軽いポッピングを一度入れて、そのまま、インレットの流れにまかせてステイさせていると、パコっとヒット! しかしアワセを入れた瞬間にラインブレーク。。。理由は分からないんだけれど、ラインに傷が入ってたんでしょうか。でもチヌを釣り上げると、わりとリーダーがザラザラになっていることが多いので、おそらく反転する時、あのきっつい背びれで擦れてしまうのでは、、とも考えられます。C-POP、殉職。チヌさん、ごめんなさい。なんとかルアーが外れたらいいのですが。。
でもこの1ヒット、前回とは明らかに魚の「水面」への意識が違う気がしました。前回に比べて、明らかに水面を意識しているような気がします。
3ヵ所目。複雑な流れのヨレを狙いました。ここで「無風」の大きなメリットが出ました。水面を漂うベイトフィッシュのざわめきが見えたのです。推定5cmほどのイナっこの群れ。直径にしておよそ50cmの塊。ポッパーのサイズを落とします。メガバスのベビーポップX。長さは5cm。重さは3/16oz(約5.3g)。この5.3gをベイトタックルを使ってピンで撃てるのが、ベイトフィネスの利点じゃないでしょうか?
イナの群れの上流にキャストしてポッピング。
パコッ、パコッ
群れに差し掛かってイナが散った瞬間。。
ボコォッ!
と水面炸裂!
思い通りすぎて逆に手足ガクブル。しかし、このバイトは乗らずにもう一回ポッピング、からの長めのステイ。すると再び、
ボコォッ!!
これはしっかりとフッキングに成功!
40cm弱のナイスキビレ! ヒットしたのは、僕の立ち位置と数mの至近距離。迫力満点のファイトを楽しめました。アプローチにしっかりと気を遣い、水面に影さえ落とさなければこの距離でも食ってくるんですね。その後、同じ場所で同じパターンでもう1匹ヒットしましたが、これはフッキングが甘かったせいか、ばれてしまいました。
浅場の小場所。さすがにその後はヒットせず、4ヵ所目。めっちゃ釣れそうな場所を発見。川底の大きめのストラクチャーでヨレができ、護岸も攻めやすいポイント。しかし、キャストを繰り返すもノーバイトでした。あきらめかけてた頃、遠目の下流の水面にベイトフィッシュの反応。
ベイトタックルで5.3g。ギリで届くか届かないか。力んでバックラッシュはイヤなので、上流にキャストしてそのまま流し込む作戦に。キャストしてクラッチを切ったままベイトフィッシュの反応があったところまで流してクラッチを戻し、テンションをかけて一発目のポッピングで、シュポっと静かにルアーが消し込まれました。
「!!!」
この吸い込み方! 過去にキビレではなく、大型の真チヌで経験があります! 今回ヒットしたのもなかなかのファイト。幾度も幾度も突っ込みをみせ、観念して浮いてきたのはやはり真チヌ!
しかも腹パンパンの50cmの大型! これはうれしい1匹でした。流し込んで、一発目のポッピングで食ったのは、もしかしたら流されていくルアーを下からずっと見ていたのかもしれませんね。
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今回感じたのはやはり、「無風」の優位性。まずベイトフィッシュやヨレを探しやすい。すなわち、チヌ(キビレ)を探し当てやすいというのが最大の利点だと感じました。ここからは推測の域なのですが、チヌは、青物のように回遊するわけでなく、さらにシーバスのように表層を意識して小魚を待ち伏せるわけでなく、やはり下や壁を向いてカニやエビ、貝などを食べることが多いのでは?
吸い込むというより、かじる食べ方。底や中層を釣るのが基本になるのだと思います。喉の長さ(体のつくり)もシーバスなど、純粋なフィッシュイーターのそれとは違います。それを上に意識を向かせるのですから、「異端なジャンル」の一つだと思います。もちろん、過去にベイトフィッシュを追い掛けるチヌの姿は幾度もみました。雑食性ゆえに、いろんな可能性を秘めたターゲットなのでしょうね。そんなチヌ(キビレ)を、ベイトフィネスという可能性を秘めたタックルで攻める。この夏の新しい課題です。楽しみです。
ROD=アブガルシア SBFC-782LT-KR REEL=アブガルシア AMB.REVO LT-LH LINE=フロロ7lb LURE=メガバス baby POPX(MODENA BONE OB) |
Twitterで、「チヌポは夏」と言う固定概念をとっぱらう!
何て話をしてましたが…
見事にとっぱらいましたね(´・Д・)」
サスガッス♪
>たくちゃん たくちゃんが言うたんやん(笑)夏じゃねーのかってw
チヌポ先生のSさんが4月後半から行けると教えてくれましたので(´ω`)
流石ですね!
青物トップでは、ざわついた方がデカいの釣れるイメージありますが、チヌは無風有利の理由納得です!
>アベンさん ありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ
青物、シーバスは完全に荒れた方がいいですよね! チヌポ、まだまだやれてないことがたくさんありますので、もっと追求します!
チヌポ(;´Д`)ハァハァ
半額のC-POPで僕もがんばります( ・`ω・´)キリッ
>そぎまるさん (;´д`*)ハァハァ(;´д`*)ハァハァ ですよ。ほんまに。ぜひそいつで僕のリベンジかましてください(´ω`)
ご無沙汰しております(^-^)
腹パンの見事なチヌ、いいっすね~!
そちらのチヌはもう川に入って来てて、ポッパーにも反応するんですね!
やはりベイトフィッシュが鍵だったでしょうが、それよりも釣り上げるひろさんの方が凄い!!
僕もトップのチヌは浅場、無風、クリアがいいと思います。でも水深のあるベイエリアなら岸壁や船周りに着いたチヌもトップで釣れますよね。
ある程度の濁りなら確かに警戒心が薄れて釣れますが、最終的に視覚で食わすトップの釣りには濁りは不向きかも?と考えてます。
そうそう!ひろさんが釣られたように、長めのステイでチヌが出る瞬間がたまらなく面白いですよね!(≧▽≦)
僕も好きなもんで…(^^ゞ 長文、失礼しました!m(_ _)m
>たけまんさん ご無沙汰です( ´ ▽ ` )ノ
ベイトフィッシュが鍵であり、なによりS先生の指導が効きました! 釣らせてもらった2枚です( ´ ▽ ` )ノ
たけまんさんも浅場、無風、クリアですか! そして水深のあるベイエリアでもその条件なら釣れるのですね!勉強になります!
僕もほんまにかじる程度にしかやったことなかったので、ことしは一つのテーマとして頑張ります! またご指導願います!
長めのステイででた時は心臓バクバクでしたw
こんにちはー。
いいですねー。
実は私も少し気になっていたチヌ釣り。
一度だけルアーでチヌを釣った事があるのですが、身近なターゲット
として本腰入れて狙うの楽しそうだなーっと思っていました。
見事に満足サイズを釣り上げるひろさん。
上手いな~(^^
>コットンフィールさん ありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ
寒い時期はイカ、夏場はチヌでいかがでしょうかw
僕もことしはチヌをメーンターゲットに頑張ります!
満足サイズは、偶然です~(^_^;)
みごとなリベンジ!!さすがです!!
「無風」「シャロー」「クリアな水」これは僕的にはチヌポでは絶対条件です!!
さらには、食わせの「ステイ」!一昔前は「チヌのトップゲームは止めると見切られる」とよく雑誌なんかに書かれていました。僕もやり始めはそうだったんですが、とあることがきっかけで、「止め」の重要性を痛感!それ以来、逆に止めるタイミングとかでバイトが変わることに気づき、さらにゲーム性が高くなり楽しくなりました。
これからがチヌポ本番です。どっぷり浸かって楽しみましょう(笑)
>S先生 その節はお世話になりました! その「チヌポ3原則」しかと覚えましたよ!
実はその後、「あえての満潮狙い」をしたのですが、やはりノーバイトでした(汗)
「止め」の重要性ですか! それはこれからの僕の課題になりそうです。
またいろいろと教えてください( ´ ▽ ` )ノ
ありがとうございました!
こんばんは!
もう開幕ですか!(^^)
チヌポは去年に始めて、どっぷり嵌まりました。
かっこいいキビレに、見事なトシナシ!
流石ですねー!!
>じゅにさん こんばんは( ´ ▽ ` )ノ
開幕したようですw が、まだまだ県内全域というわけではなさそうで、あるエリアとないエリアがまだまだはっきりしているようです。
ぼくもことしはどっぷりとはまってみようかと考えてます。
初フィッシュにしていいサイズがでました(´ω`)
ありがとうございます!
真チヌおめでとうございます(^_^)確かに普段は底のカニやらシャコやら食べてるのに、トップに出てくるのは不思議ですね!
あと、個人的にはポッパーでもペンシルでもテールフックに付いているフサフサのやつがあった方がよく喰ってくる気がします( ゚д゚)
まぁ、気のせいでしょうw
>ぐれむさん ありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ なぜにトップに反応するんだろうと考えてまして。夏場は流されてくる虫を食べてるのを見かけることはよくありますが、よくわかりません(笑)
フェザーフックが効きますか! ちなみにbabyPOPXもフェザーフックですもんね! 貴重な意見ありがとうございます!
ベイトフィネスでいったい何を企んでおられるのか?と以前から気になっていました。
しかし、年なしをトップでかつベイトタックルで釣るなんて本当に素晴らしい!
>TOYOさん ベイトフィネスはねぇ。。。小場所のヌーチーを的確に手返しよく攻めることを目的にしてたんですww
ポッパーはまぁ、恩恵は少ないかもしれませんが、「底系」はかなり有利になるのではと考えています!
「チヌポ編」に続き、「ボンボン編」「JH編」「ミノー編」を予定しております(笑)
トップチヌおもしろそう(*´Д`)ハァハァ
大阪のキビレゲームはバイブとボンボンなどが多いんですが、
ミノーやトップで釣れるならそれに越したことないですね・・・裏山です。
今年の夏はジュリアナ!!絶叫しますw
>スマーフさん (;´д`*)ハァハァっすよ。チヌポ、大阪でもやれるんじゃないですか??
一緒にジュリアナ絶叫しましょう(;´д`*)ハァハァ
お~流石ですね!!
私は、足掛け3年、S先生の指導を受けてますが。。
上達しませんわ~~(笑)
>Nさん ありがとうございます! Nさん、よく釣ってられますやんww
ぼくもS先生の門下生として頑張ります!
兄弟子さま、よろしくお願いいたしますm(_ _)m
今回はヤバいです!
ベイトタックル買って真剣にチヌやりたくなりました(*´д`*)ハァハァ
またまたご教授してください(O_O)
>コウイチさん また物欲を抑えきれないモードですやんΣ(‘◉⌓◉’)
教えるも何も、僕もシロートですし\(^o^)/
こんにちは。
キビレラボっていいます。
ナイス釣果お見事です。
チヌポッパーですが、
大阪界隈では食性が異なるためか
トップではあまり釣れていないため
(ボートで沖に出れば釣れるらしいですが)
うみへんさんの環境は興味深いものがあります。
なお私のホームの淀川では、
・シジミ
・テナガエビ
・ハゼ
が主なキビレのベイトとなっております。
これからもジュリアナ楽しみにしています。
>キビラボさん 虫が流れることが少ないんすかねぇ(O_O)? 地域による食性の違いは絶対にあるとは思います。特にチヌ類は雑食ですし(O_O)
とりあえず釣れたら叫びます!