中紀で40cmくらいのでかいカマスが釣れているという情報を得て、行ってきました。

 

ひと口に「でかいカマス」といっても、2種類が考えられます。

 

タイワンカマスとアカカマス。

 

タイワンカマスは冬場に南紀でよく釣れる大型のカマスで、

 

最大で55cmを釣ったことがあります（過去記事参照）。

 

 

一方、アカカマスはわりと神出鬼没的な性質で、

 

毎年この時期に決まったところで釣れるというシーズナルパターンを確立できていません。

 

ちなみに過去の経験からすると、

 

アカカマスは冬場にすごい群れで湾内に溜まることが数回ありました。

 

「ひょっとしてアカカマスか」と期待を抱いての釣行です。

 

期待を抱いてと言うのは、アカカマスは「本カマス」の別名があるとおり、非常に美味。

 

タイワンカマスはまぁ、うまいけど、「そこまでは･･･」という印象です。

 

ついでに言うと、夏から秋にかけて中紀で見られる小さなカマスは

 

ヤマトカマスという種類で、ミズカマスの別名があるように身が水っぽいのが特徴です。

 

タイワンカマスか？　それともアカカマスか？　はたまたヤマトカマスの巨大版か。

 

ワクワクしながらの釣行となりました。

 

･････････････････････････････････････････････････････････････

 

師走ゆえ、仕事も多忙。現場に着いたのは午後９時ごろでした。

 

すでに２人の若いルアーマンがゲームを楽しんでいるよう。

 

「釣れますか？」と声を掛けたところ、１時間ほどやっているが１匹だけだという。

 

アタリもなく撃沈ムードのようでしたが、

 

とりあえず１匹でも釣れているというのでやってみることにしました。

 

そして１投目、いきなりアタリがありました。

 

その後すぐの２投目、またアタリがあり、今度はフッキングに成功！

 

抜き上げてみると、36cmの良型の ･･･

 

 

アカカマスでした!!

 

以後、ワンキャストワンヒット状態となり、

 

アカカマス独特の丸みのある魚体を次々とゲットです。

 

 

型は36cm～40cmほどで、とてもうまそうです。

 

先に来ていた２人はどうやらあまり釣れていない様子。

 

ルアーはエコギアのグラスミノーMと、僕と同じものを使用しているようです。

 

 

そして、ジグヘッドの重さも大して差がなさそう。

 

２人は、ワームにラメが入っているからなど、

 

釣果の差の原因を模索しているようですが、原因が分かりました。

 

どうやら飛距離のようです。

 

少し遠目の明暗の境でよくヒットしたのですが、そこまで届いていなかったのかな？

 

彼らが使っていたのはシーバスタックルのよう。

 

一方、僕のタックルは、8ftクラスのメバルロッド、ラインはPE0.15号。

 

軽めのジグヘッドでもかなりの距離を稼ぐことができ、ジグヘッドが軽いため、

 

スローリトリーブでも沈みすぎて根掛かりという悲劇は発生しません。

 

「上手ですね～」とか言っていただきましたが、

 

たぶん、タックルの差が出ただけのことだと思います。

 

なにせ僕はテクニカルなことは一切できませんので（泣）

 

なんだかんだで、１時間ほどで合計11匹釣ることができ、早めに撤収しました。

 

･････････････････････････････････････････････････････････････

 

 

さて、早めの撤収は「食いたかった」からです。

 

さっそく刺身にしてみました。

 

 

包丁やら手は脂でぎとぎと。

 

 

さてお味は･･･｡

 

カマス類独特の筋っぽさ、水っぽさ、臭みもまったくなく

 

プリップリの肉厚の身。

 

僕が名誉会長を務める「情けない軍団」の青山団長の言葉を借りれば、

 

「ウッマウマ」でした！

 

通う価値あり。今日も行こうかな。

 

TACKLE DATA ROD =ダイワ月下美人83ML-T REEL =ダイワ月下美人MX2004 LINE=月下美人月ノ響（PE）0.15号 LEADER=VARIVASライトゲーム・フロロ６lb JIGHEAD=7g（メーカー不明） LURE=エコギアグラスミノーM（各色）