サヨリパターン攻略?

サヨリパターンの枕詞といえば? そう〝難攻不落〟。目の前でスーパーボイル祭りになってもルアーにカスリもしないという、とても歯がゆいパターンの1つです。

ベイトが小さければ小さいで、食わないとかいうのに、サヨリほどの大きさでもやっぱり食わない。「結局食わんのかい」という話ですが、タイミングが合えば簡単に食う。それが湾奥のベイト付きのシーバスだと思います。

まず、前々々々回の記事ですが、つなこが二投目でサクッとサヨリ付きの良型ヒラスズキを仕留めました。その後、ボクも釣りたいものだから何度も何度も挑戦しました。

が、さすがは難攻不落といわれるパターン。一度ヒットさせるもラインを切られるという、鈍くさいことを、しでかしてからはノーバイト続き。

バシャバシャバシャバシャ!という逃げまどうサヨリにたまにバチコーンと響き渡る捕食音。しかしルアーにも全く反応しない。そう、シーバスアングラーなら経験したことがある人もいるであろう、フル無視地獄絵図です。

「釣れない。。。。」

連敗街道まっしぐら。

ルアーが悪いのかと考え、ワームをつなぎ合わせて30cmくらいのものを作ったり、リップ折りミノーを引いたり、それこそさまざまな手を尽くしたのですが、ダメでした。

◇        ◇

そんなある日の夕まずめ、わりとまとまった雨が上がり、吹き返しの北西風が吹き荒ぶ日でした。ポイントに向かうと、連日お祭り騒ぎだったサヨリがまったく追われていません。

「あーーー、ついに抜けてしまった。。。」

結局釣れないままサヨリパターンは終了か。しかし、海面は風波でザッパンザッパンしているので、よく見えなかったのですが、少し離れたところで

バフッ!!

という捕食音らしき音が聞こえました。

「あれ? おるんかな?」

ダメ元でサヨリパターン用に仕入れていたDUOのタイドミノースリム200をキャスト。

するとなんと一投目からヒット!

60cmほどのヒラスズキです!

やった! ようやく釣れた!

それも一投目で!

そしてその後、信じられないことに、ワンキャストワンヒット状態となり、、

この日は

ヒラスズキ60~86cmを10匹

マルスズキ70cmを1匹

hiralunkersayori

という大爆発。これまでのうっぷんを一気に倍返しで晴らすことができる釣行となったのです。

では、なぜ釣れたの?

これまでとの違いですが、

 

①気象条件→河川がらみのポイントなので、雨の後の濁り、さらに風波が強かった。
②サヨリの動き→キビナゴや稚アユなどのベイトは、波立ったら沈むことが多いのですが、サヨリもそのようで、この日はサヨリが飛び散らされることもなかった。レンジがやや深かったのか、いつもはサヨリが引っ掛かって釣りにならなかったのだが、この日はほとんど、引っ掛かってこなかった。
③シーバスの捕食→いつもはサヨリを追い回していた感じだが、バシャバシャというサヨリが逃げまどう様子はなく、たまに「バフッ!」とか「パンッ!」という捕食音が出ていた。
④シーバスはサヨリ食ってる?→これまで湾奥のサヨリパターンで運良く釣れた時、それをキープしても胃の中は空っぽということがほとんどだったのだが、この日1匹だけキープしたが、サヨリを食っていた。

という点がありました。

河川がらみで濁りが入るとサヨリパターンはイージーになるという話を聞いたことはありましたが、どうやらそういうことなのでしょうか?

◇        ◇

その後、北西風が強い時にのみ釣行しましたが、、

なんと4連勝! 風が吹いていてもバシャバシャとサヨリが逃げまどっているような時はヒットせず。シーバスのボイル音だけが響くような時は釣れました。

この子は下あごに大きな穴が開いてました。よく言われるフィッシュグリップの弊害か、それとも他の要因か。。とりあえず痩せていてこのままでは餌を取れずに死んでしまうでしょうし、キープしました。

 

で、これは先日の釣果。6ヒットして3キャッチ(2キープ)です。

「なんやねん、結局テクニックで食わせたんやなくて、荒れたら食うってことか」という話ですが、やはり鱸族に会うには、荒れることが一番の近道かと(笑)。

北風or濁りがキーとなるかもしれないという、当たり前の話でした(笑)。

 

「サヨリパターン攻略?」への14件のフィードバック

  1. 気象状況を読み、シーバスが捕食するであろう時に釣行する。
    すごく立派なテクニックですやん。
    いや、むしろ、釣りするうえで一番大事なテクニックですな。

    どんなに上手なテクニシャンでも、食い気の無い魚は釣りにくい。
    食い気のある魚を見つけたら、テクなんてなかっても釣れるもんね。

    ↑ テクより食う魚を見つける。船長の考えっぽい感じやね(笑)

    1. >かじやん いつもコメントありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ

      なるほど、、たしかに自然には逆らえませんもんね。そんでもってボクはテクニックなんかないから自然に任せるしかないというwww

      ごもっともな考え、ありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ   船長の考え方は理にかなってますw

  2. 大爆発ですねー
    流石です。

    お見事です

    1. >Sさん いつもコメントありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ

      いやいや、この秋はSさんの秋でしょ~。ベイト付きはまぁボーナスステージみたいなもんだし、たぶんもうすぐ終わります(笑)。

  3. こんばんは!

    どひゃぁ~!
    とんでもない爆釣ですやないですか(笑)
    おめでとうございます…!!

    結局は荒れる方がいい…
    やっぱりスズキは荒海。
    このパターンは鉄板のようですね(笑)

    1. >じゅにさん いつもコメントありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ

      そうなんですよ。。ボクの釣果の10年分くらい、一気に釣れました(;´д`*)
      荒れないとボクには無理でした。

      友人はベタ凪の日に粘りに粘ってランカーをひねり出してましたけど、、ボクには無理でした(笑)

  4. なるほどね~
    やっぱ、答えは現場にありですね!
    宝の湯のサウナ通いでは、答えは出んわな~(笑)

    1. >Nさん いつもコメントありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ

      そろそろ磯ヒラも好調らしいですし、Nさんの雄姿を拝みたいです(;´д`*)
      落ち鮎はそろそろ終わりですかね~。。

  5. こんばんは。

    濁りと風ですか~!わからんもんですね~
    百獣の王ライオンも何十回とトライしてやっと狩りに成功するみたいやし、サヨリパターンもそれと同じなんかな(・・?
    しかし、ひろさんはスゴイです。

    1. >ひろーかさん いつもコメントありがとうございます(*´∀`)

      そうなんですよね~。「サヨリ付き、さばいてみたら、食ってない」(シーバス今日の一句)。
      それが、食ってたので、何かあるんでしょうね! ※ちなみに後日釣ってキープした個体もサヨリを食ってました。

      以前は、あまりの釣れなさに、「サヨリが湧きすぎて、ルアーに気付いてないんやわ」と思っていたのですが、どうやら、めっちゃ気付いてそうです(笑)。

      見切ってるんかなぁ。。。あ、サヨリルアーの開発よろしくですww

  6. こんばんは☆

    いやいや~これは完全に攻略してるでしょ~!
    技術力や行動力はもちろん、ひろさんは洞察力も素晴らしいんやと思いますよ~(^-^)

    ナイスな釣果、お見事です!\(^o^)/

    1. >たけまんさん いつもコメントありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ

      そうなんですか?? これは攻略といっていいんでしょうか?? 

      とりあえず通いまくって、パターンを発見できたのはよかったですが、荒れたら釣れる、磯ヒラ、泉南シーバスと同じという結論でした(笑)。

      こういう釣りは、平日夜に、荒れたらちゃちゃっと行けるというのがうれしいところです(笑)

  7. スゲー❗
    一晩で二桁それもナイスサイズとか❗❗❗❗

    サヨリパターン、難攻不落やけど爆発力あるんすかね?

    諸刃の剣ですな

    1. >Sさん 2度目のコメントありがとうございますw

      爆発力あるのか、、、どうなんでしょう。今回がたまたまかもしれません。。

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