緋色の源流

エソワンが終わった翌日、僕はなぜか県外の遠く離れた山奥にいました――。久々の渓流、、というか源流でのトラウトフィッシング。Green Noteのシンペイさんの案内で、青山団長と共にイワナ狙いです。

なぜ、よりによってエソワンの翌日なのか? めっちゃしんどい日程なのに。これには深い訳(?)がありまして、もともと僕は、今月半ばにシンペイさんに連れて行ってもらう予定になっていたのですが、そこに青山野郎が

「どうしても僕もイワナ行きたい!!!」

とわがままを言い出したのです。さらに青山野郎の休みとシンペイさんの休みが合う日程が、エソワン翌日の月曜しかないとのこと

「お願いしますお願いします! 運転でも何でもいたしますよってに!」(※よってに=「ので」の和歌山弁)。

青山野郎に哀願され、心が大海原のように広い僕が、青山野郎のために休みの日程をずらしたという訳です。

◇        ◇

ということで、前日はエソワンで夜中起きだったのに、今回もまた夜中起き(泣)。青山野郎の運転でロングドライブに向かいます。和歌山県内にはずーっと昔、日高川の源流あたりにイワナ(キリクチ)がいたようなのですが、たぶんもういませんので、イワナ釣りは県外になります。

まだまだ暗いうちにシンペイさんと待ち合わせの場所に集合。その後、釣具屋さんで日券を購入し、いざ入山! 青山野郎と釣りに来ると高確率でとんでもない天候になる(過去記事参照)のですが、この日も例に漏れず大爆風。山中の木々がギシギシときしみ、まるで山の神がよそ者を拒んでいるようにも思えました。シンペイさんも「こんなのは初めてです」と驚いていた様子です。

北から吹き下ろされる爆風は、この時期にあるまじき寒さを感じさせてくれました。寒さに耐えきれない僕は、青山野郎の車に積んでいたダウンベストを強奪。無理矢理僕の釣行予定を変えさせた青山野郎にとっては、文句を言いたくても言えない状況だったのでしょう。引きつった笑顔で貸してくれました。

強奪したダウンベストを着て、シンペイさんに連れられ、足を踏み外したら人生がジ・エンドっぽい崖道を進みます。まぁ、案の定というか何というか、沢登りは汗だくになるもんで、結局ダウンベストは、いらんかったような気もしますね。。

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あまりの険しさに途中休憩する僕と、その姿を見てニヤニヤする余裕の青山野郎。

イワナ自体は、車を止めてわりとすぐのポイントでも釣れるようなのですが、シンペイさんのこだわりで、僕らに黒くて赤っぽい色をした個体を釣らせてくれると言うのです。いわゆる体色が淡く、白い斑点のニッコウイワナ系によくあるものではなく、原種のヤマトイワナなのでしょうか? 黒くて赤っぽい色。そして、ふんの部分(鼻っ面)が丸っこい個体のようです。僕はイワナのことは勉強不足なのでよく分からないので、ここでは〝イワナ〟とだけ表記しますが、魚に精通しているシンペイさんがこだわっている〝黒くて赤いイワナ〟を狙いに行きます。

魚止めの滝を数本かわし、現場に到着。予想はしてましたが、水量がほとんどない水たまりのような渕をランガンする釣りのようです。そんな中でもまず魚が溜まっているであろう大きめの渕からスタート。まずは僕から釣らせていただけるというので、せっかくなのでハンドメイドのルアーを投入することにしました。

源流での注意すべきは、できるだけ姿勢を低くしたり、岩陰からキャストすること。要するにイワナにこちらの気配を悟られないようにすることが大切だとか。

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毛針山人のように石化けしたつもりの僕。そのシンペイさんの教えを守り、キャストすると、1投目から追いがあり、2投目で人生初イワナがヒット! ファイト中に赤い色が見えました。しかしこれはバラシ。その後も2連続でバラしてしまい、「このままではいたずらに場を荒らしてしまう」と判断した僕は、シンペイさんに釣ってもらうことに。するとシンペイさん、いとも簡単にイワナをゲット!

斑点が赤く、お腹も赤い、そして全体の色が濃い、きれいな個体でした。僕的には赤というか、緋色という表現がぴったりだと思い、初めて見る源流のイワナの美しさに感動を覚えました。

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そしてその後、コソ釣りしていた青山野郎もきれいなイワナをゲットし、焦る僕。シンペイさんと青山野郎がサクサク釣っている間に、ふとフックをチェックすると、

なんと、フックがやや伸びているではないですか! しかも僕、わりと太軸使ってるじゃないの。。

ずーっと以前に芥川のマス釣り場でこのミノーで大型のニジマスをヒットさせたことがあるので、、その時に伸びてしまっていて、そのままだったのでしょう。自分の情けなさにげんなりです。

で、フックを直した途端に、

あっさりと人生初イワナをゲットです。

この個体は地味な色味でしたね。

その後、シュガーミノー、そしてシンペイさんが絶大の信頼を寄せているツインクル・シンキングディープの45mmでゲット!

この日は3匹のイワナをゲットできました!

3匹目のイワナは鼻っ面が丸く、緋色をしており、それはそれは感動ものの美しさでした。

その後、別の支流にてアマゴもポロポロと拾うことができ、この日の渓流釣りは終了。シンペイさんはイワナもアマゴもボコボコに釣っていました。青山野郎もそこそこ釣っていたようで、僕が一番貧果だったかな?

この日、使用したロッドは青山野郎の協力でメイキングしたショートレングスのウルトラライトゲームのロッド。レングスは5.8ft ルアーは1/61oz ~ 1/8oz。

これまでだまっていたのですが、思えば、このロッドの入魂は、

という黒歴史があったので、今回、清流のマイナスイオンで浄化された感もあります。

◇        ◇

今回、挑戦させていただいた、源流のイワナ釣りはまだまだ分からないことだらけです。まずはPEを使ったのですが、それが吉なのかどうかも分かりません。何にせよ経験が足りなさすぎて、何とも言えませんが、最後に釣った1匹は、渕に沈んでいる岩の向こう側に潜んでいるであろう個体を、シンキングミノーを使ってレンジを合わせて引きずり出したので満足のいく1匹でした。

メイキングしたロッド、そしてハンドメイドのルアーでイワナ釣り。ちょっと違うかもしれませんが、普段よりは少し釣りの原点に近い場所で楽しめました。シンペイさん、ありがとうございました! そして桜も散り、すっかり春めいてきたこの季節、このロッドでいろいろ遊びたいと思います。

 

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「緋色の源流」への10件のフィードバック

    1. >ユウチャック★さん 今後はそう呼んであげて下さい(*´∀`)

    1. >青山野郎さん 団長、お疲れさまでした。実は感謝してます、恥ずかしがり屋だもんで。。 でも9割がた事実でしょ(笑)

    1. >ツカピー いつもコメントありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ

      愛情の裏返しなんですよ。実は感謝してます(*^_^*)

  1. エエんちゃうん。エエんちゃうん。
    岩と同化しながの釣り。エエんちゃうん。

    ひろさん、マジでライトゲーマーになってしまいはりましたね

    1. >Sさん いつもコメントありがとうございます!

      釣りキチ三平世代としてはね、、イワナは一生のうちで一度は釣ってみたい魚なんですよね。。でもネイティブの血が濃いのか、どうかは分からないですが、緋色のイワナ、めっちゃきれいでしたよ。

      ライトゲーマー、そうですね。どっぷりですね。でも、そろそろチヌ、夏にはドブシーバス、秋には落ち鮎シーバスと、徐々にタックルも重くなっていきますわ(笑)。。

  2. ほんまお疲れ様でした。
    まさかのエソワン翌日!(◎_◎;)
    それにしてもシンペイさんの釣り、僕には真似できない動く釣りなんで素晴らしいと思います。
    そんな素晴らしい釣りを青山野郎というネタで引っ張るとは流石です!
    もはや青山野郎が主役ですし(≧ω≦。)プププ
    あ、イワナおめでとうございます(❁︎´ω`❁︎)

    1. >コウイチさん いつもコメントありがとうございます(❁︎´ω`❁︎)

      エソワン翌日になってしまいましてん。青山野郎のせいでw
      シンペイさんの釣りはマジでリスペクトです。釣りの腕はもちろんながら、性格も謙虚でおごることなく、素晴らしい人格者です。根ババの僕らとは人としての出来が違いますわ(≧ω≦。)プププ

      青山野郎、なんだかんだ言うて釣ってましたよ。なにげにさすが、渓流師ですわ。。

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