落ち鮎パラダイス!

 

先日来の大雨で和歌山県内の河川はどっぷりと増水。

 

「落ち鮎シーズン×増水×大潮まわり」となると、

 

リバーシーバスは文字通り「最高潮」となるわけで、

 

おそらくどの川も爆発したのでは。

 

ぼくはホームグラウンドの日高川に何度も釣行。

 

70~80cmを釣ったり、バラしたり、

 

アタリは頻発し、予想通りパラダイス状態となりました。

 

maru

 

16日の夕まずめ。

 

フライトゥークオリティーなお友達Uさんと

 

ポイントに着いたところ、

 

現場はすでにボイルしまくりで「爆釣確定」。

 

10回もキャストしない間に2回アタリがあり、1ヒット。

 

その後も60~70㌢の良型シーバスを連続でキャッチ。

 

Uさんは、キャスト後にロッドのティップに

 

ラインが絡まってあたふたしてる間に

 

流れてるルアーにセイゴがヒット。

 

セイゴだったのはある意味ラッキー。

 

良型だったらヘタすりゃ竿先折れるし。

 

ちこいんからデカいんまで。

 

なんにせよ、魚影はかなり濃いみたい。これは楽しい。

 

そんな中でいきなり超大物がヒット。

 

ドラグがビョイーーーンと逆回転し、

 

あっという間に50mほどラインが引き出されました。

 

「と、止まらんし…」と久しぶりに嫌な汗。

 

寄せようにも増水の流れに加えて引き潮の時間帯となり、

 

かなりの激流。

 

巻いた分がきっちりと引き出され、

 

5分以上はやりとりしたかな?

 

おそらくミノー(SL14、3本針)が

 

魚の顔の横に引っ掛かり魚が横になるもんで、

 

水の抵抗をもろに受けているようです。

 

まったく寄せられないことに、

 

「このままじゃ取れんな…」と判断、バクチに出ました。

 

スプールを押さえてラインを止めたところ、

 

すぐ手元に「ビン、ビン」と2回フックが外れる感触が伝わりましたが、

 

ラッキーにも魚はまだ付いています。

 

前の2本のフックは外れましたが、

 

後ろの1つは口に掛かっているよう。

 

頭をこっち向けることができ、

 

ようやく引き寄せることができました。

 

テトラの足下に浮かんできた魚体を

 

ヘッドライトで照らすとかなりの大物。

 

Uさんも「おぉ! でかっ!」と絶句。

 

リーダーをつかんでギャフを打とうと頭を上げさせたところ、

 

水面下から出てきたシーバスの顔のでかいことでかいこと。

 

体高もめっちゃあり、

 

久しぶりの大物に不覚にもひるんでしまい、

 

目があった瞬間にリーダーがプツンと切れてしまいました。

 

長時間の強引なファイトでかなり擦れてしまっていたのでしょうか。

 

太さは3号。まさかこんな大物来ると思わなかったし…。

 

放心状態で座り込んでいると、

 

ほぼ同じ場所でUさんがヒット。

 

すんなり上がってきたのでギャフを打って引き上げてみたところ、

 

びっくり。

 

なんとヒラスズキですやん。

 

ほぼフレッシュウォーターだと思われるこの場所で

 

落ち鮎シーズンにこのサイズのヒラスズキは初めて見ました。

 

70㌢弱でしたが、貴重な1匹です。

 

ue

 

思えば逃がしたのも大型のヒラスズキだったかも。

 

かなりの体高といい、白銀の魚体といい…。

 

くよくよしても仕方がない。

 

気を取り直して

 

「スクールを組んでいるのでもう1匹くらい」と

 

同じ場所にキャストを繰り返すと、

 

またもヒット。

 

なかなかトルクのある引きで

 

「ヒラスズキか!?」と慎重に寄せましたが、

 

正体はなんとチヌ。しかも60cmオーバー、

 

堂々の年なしサイズじゃないですか。

 

tinu2

 

その後アタリも遠のき納竿しましたが、

 

落ち鮎シーズン、もうちょっとは楽しめそう。

 

hiramaru

 

ちなみにヒラとマルじゃこれだけ体高がちがう。
このマルもコンディションはいいんだけどね。